──初のワンマンツアー「01鬼03」、めちゃくちゃ楽しみです。ファンのみなさんもアルバムをじっくり聴き込んでるだろうし…。
えつこ・REIS 怖い怖い怖い(笑)。
休日課長 ハハハハハ。
えつこ ワンマンは東京と大阪で1回ずつしかやってないですから。……どうしましょうね(笑)。
休日課長 曲の良さは十分にわかってくれていると思うから、“ライブもいいな”って感じてほしいよね。
REIS うん。イベントやフェスは“初めまして”のお客さんが多かったし、DADARAYのストイックな世界観だけでは押せないところもあったと思うんです。ワンマンツアーはDADARYの世界観、イメージを構築する機会だと思うし、ツアーを通して確立できたらいいなって。
──えつこさんはどうですか?
えつこ そうですね…。自分がフロントマンの立場でワンマンツアーをやるのは、今回が初めてなんですよ。単発のワンマンはやったことがあるけど、ツアーの経験はないから、ちょっと不安ですね。DADARAYのなかの自分の立ち位置を決め兼ねているところもあるし。
(川谷絵音がいきなり登場)
川谷絵音 いつまで言ってんだよ。
休日課長 ハハハハハ(笑)。いきなり谷やんのコメントが。
えつこ (笑)だから、このツアーで自信をつけたいなと。人の曲だからこそ、ちゃんとやりたいんですよね。やっぱり責任があるので。
川谷絵音 そうなんだ?。
えつこ いまのコメントも入れてください(笑)。自分の曲をやるときって、どうなっても自分のせいじゃないですか。でも、他の人の曲はそうじゃないですから。自分の手グセではやれないし、集中力も必要だし。それを踏まえてパフォーマンスするのは大変だなって、私は思いますけどね。しかもDADARAYは、サポートメンバーを含めて演奏面がしっかりした人ばかりだから。
休日課長 人間面ではなくてね(笑)。
えつこ 人間的には個性豊かな人たちばかりですね(笑)。とにかく足を引っ張らないようにがんばります。
REIS 大丈夫。足を引っ張り合っていこう。
休日課長 引っ張り合うんだ?(笑) そんなこと言ってますけど、すごく向上心の強い人ばかりなんですよ。
REIS お互いに補えるのもバンドの良さですよね。私はずっとソロで活動してきたから、いつも戦ってるような感じだったんです。“マイナスな部分を見せたほうがチャーミングだよ”と言われたこともあるけど、それが逆効果になる場合もあるし。バンドはそのあたりがスムーズだと思うんですよ。たとえば“ここのリズムが掴みづらいな”ということがあっても、課長のベースを聴けばリズムの軸がわかったり。ピアノもそうなんです。私は歌うためにしか弾いてこなかったけど、えつこちゃんがピアノのソロを弾いてくれると“大丈夫だ”って安心できるので。
えつこ (笑)。
休日課長 REISとえつこの声がまったく違うのもいいんですよ。
REIS 私は細くて抜けていく感じで、えつこちゃんは倍音がたっぷりあって深い声ですからね。
休日課長 女性ふたりが歌っていて、しかも明らかに声質が違うことって、じつはそんなにないことだと思うんです。ふたりの歌の掛け合いもDADARAYの特徴ですよね。
えつこ そこに課長のベースが上手く絡んできて。
休日課長 褒め合い?(笑)。ベースは注目してもらわなくてもいいんですよ。
REIS 課長のベースの話もしましょうよ(笑)。曲によってはギターソロみたいに弾きまくるけど、すごく歌いやすいんですよ。
休日課長 だったら良かった。歌いやすいかどうかは考えてないんだけどね(笑)。ありきたりな感じはイヤなんだけど、トリッキーなことだけをやりたいわけでもなくて。たとえば曲の途中で5拍子になったとしたら、そこを目立たせるのではなく、できるだけなめらかに繋ぐやり方だってある。あとはちょっと耳に残るフレーズがあればいいなと。レミオロメンのベースの前田さんがまさにそういう感じなんです。…私の勝手な解釈なんですけど(笑)。かなり影響を受けてますね。
えつこ 前から言ってるよね、それ。レミオロメンのカバーもやってたんでしょ?
休日課長 うん。あんなにマニアックなフレーズを弾いてるのに、すごくポップっていう。……こういう話、もっとしたい(笑)。
──“マニアックな要素を取り入れながら、すごくポップ”というのは、DADARAYの音楽にも当てはまりますよね。
休日課長 そうですね。かなりアバンギャルなこともやってたりするんですけど。アルバムの『ダダステーション』という曲なんて、音を使った前衛アートみたいだし。
えつこ 曲の最後のほうで、課長がキレてるんですよ。
休日課長 レコーディングのとき、(川谷から)“キレてみてよ”っていうディレクションがあったんです。“イヤなヤツに大事にしているビンテージのベースを壊されたことを想像して”って。
えつこ あれはホントに怖かった(笑)。課長がキレて、私が泣いて、REISが笑うっていう演出だったんですよ。
REIS 爆笑してました(笑)。
休日課長 そういう斬新な試みもけっこうあるんですよ。いろんな要素がありつつ、しっかり芯が通ってるアルバムだと思いますね。最初の“少しでいいから殴らせて”というREISの歌声でグッと掴まれるし。
REIS 歌詞も強いですからね。
えつこ 歌で始まる曲が多いよね。『誰かがキスをした』『WOMAN WOMAN』もそうだし。やっぱり歌が印象的なプロジェクトだと思います。
休日課長 REIS、えつこの歌に説得力があるから、演奏で遊んでも芯がブレないというか。やっぱり相性がいいんでしょうね。
REIS 性格はぜんぜん違うんですけどね。
休日課長 そうだね。REISはお花畑みたいで…。
REIS え、お花畑? 初めて言われた。
休日課長 (笑)いろんな面があるんだけど、REISがいると雰囲気が良くなるし、みんな楽しいから。
えつこ そう、ホンワカする。
休日課長 それもバンドにとって重要だよね。
えつこ うん。ツアー中はピリピリすることもあるだろうから。
休日課長 えつこは乙女な部分もありながら(笑)、すごく信頼できる存在です。本当は僕がそれをやらなくちゃいけないんだけど。
えつこ その場その場で、各々の役割がある感じだよね。
休日課長 そうだね。最初は、僕がリーダーシップを取ってる感じだったんだけど(笑)、みんなにけっこう頼ってますね。
えつこ 演奏面ではかなり課長に頼ってるけどね。ベースを聴くことも多いから。
休日課長 僕はドラムを聴きながら演奏してるから、ドラムの佐藤栄太郎(indigo la End)君に支えられてるということですね。
PRESENT
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