Cheeky Parade 今が一番楽しい!6周年を迎える今しか見られない5人体制のチキパ

インタビュー | 2017.12.29 18:00

──(笑)いろんな経験を経て、メンバーみんなが「いまが一番いい」って言えるのは?

永井 自分のやりたいことを音楽でできているからかな。

関根 人数が減ったっていうのも大きいんですね。大人数だと自分が出なくても、だれかがやってくれるとか。いっぱい居ると自分が目立てる場所も少なかったりするじゃないですか。
だけど5人になって「それぞれが自分を出さなきゃいけない」っていうシーンが多かったり、自分の個性を周りのメンバーが引き出してくれることがあったりして。それによって、本当に一人一人の個性がいきてきたというか。お互いに刺激しあって、また変わっていくっていう現象も起きているので、今年の夏は全員が進化したのかなって思います。

島崎 あと、何も我慢してないっていうのが一番大きいかもしれないです。
昔は「これ言っちゃいけないのかな」とか、大人の目を気にしたりする意識があったんですけど、今は「自分たちが言いたいこと、やりたいことを全部やって、ありのままを見せよう」って思ってて。
だから、気持ち的にもすごく楽。「あ、なんでもやっていいんだ」って吹っ切れている部分があるので、すごく楽しいですね。

鈴木 今までは「これやりなさい」って言われたことをやってたんですよ。 大人たちが会議をして、この曲を出そう。「はい、これを歌って」って。 それはそれで悪いことではないし、一生懸命にやってたんですけど、今は、自分たちがやりたい事をディレクターさんと相談していて、歌詞も自分たちで書いたりもしてる。
自分たちでやりたいもの、着たいものを一緒に考えてやらせてもらっています。

鈴木 友梨耶

──チキパが今、やりたい音楽っていうのはどんなものですか?

鈴木 等身大ですね。曲が等身大かって言ったら、別にそうじゃないのもあるんですけど、今までは歌い方もアイドルに寄せて、わざと声色も明るくしてたりもしてて。
今までの曲も好きなんですけど、アイドルっぽい曲が多かったんですね。
それはそれで盛り上がるし、コールが入ったりして楽しいんですけど、今は、ロッキンやイナズマに出ても浮かないくらい、アイドル好き以外の方にも聞いてもらえやすくなったかなって思います。

関根 ジャンルには別にとらわれてはいないんです。フェスでテッパンで盛り上がる「Hands up!」も今でもやってますし。
それも、チキパの伝えたい音楽でもあるんですけど、最近出している曲は、テーマを考えて作っていて。例えば、「ライブのここで使いたい曲」とか、「初めての人でも一緒に踊れる曲」とか、「聞いたら耳に残るような曲」とか。
曲によって、それぞれのシーンや場所にあったような曲を作っているんですけど、12月に披露した新曲はR&Bバラードになってて。恋愛を歌った曲で、(島崎)莉乃が考えてて。

関根 優那

島崎 ディレクターさんと「恋愛の歌を歌うんだったら、物語をベースにして、歌詞を考えてみるのはどうか」って話になって。自分も物語を書くのが好きでしたし、チキパに合った恋愛の歌詞を考えたときに、ありきたりな、「好き」「嫌い」じゃなくて、もっと、自分たちの奥の方にある、もどかしい女の子らしさを歌いたくて。
だから、今回、シナリオを考えさせてもらったんですけど、かなりドラマチックでエグい感じになってます。

──え! エグいの!?

島崎 「marigold」っていう曲なんですけど、お花のマリーゴールドと駅、2つのテーマで考えた物語になってて。マリーゴールドの花言葉が“軽蔑”とか“嫉妬”とか、ネガティヴな意味があるんですね。
お花を自分の彼氏が好きだった女の子に例えて歌ってて。場所が駅なんですけど、駅で彼氏にいつも待たされてて。好きなんだけど疲れちゃって別れるんだけど、まだ好きだっていう。でも、実はもう違う彼氏がいてっていう物語になってます。

関根 私たちもお年頃なので、同年代の女子と同じように恋愛の曲も聞いたりするんですけど、チキパではあまりこういう曲を歌ったことがなくて。聴いてても切なくなるし、自分たちで歌うとなると感情移入しちゃうので、女の子のファンには特に共感してもらえる曲になるといいなと思ってます。

渡辺 この年だから、歌えるようになったと思うんですよね。昔の私たちだったら絶対に歌えなかった曲だと思う。 昔のチキパの曲を知ってくれてる方って、最近のチキパの曲を聴いて、「チキパは変わった」って言うんですけど、「いや、それは私たちも大人になってるし、変わるよ」っていう。いまの私たちだからこそ歌える曲だし、最近は自分たちが歌いたい曲を作れているのが嬉しいなって思ってます。

鈴木 私もずっと「普段から聴いてるような切ないR&Bを歌いたい」ってずっとお願いしていたので、こうやって歌わせてもらって本当に嬉しいなと思うし、(島崎)莉乃が書いてくれたシナリオも、「うちのメンバー、最高!」って思って(笑)。

永井 私、この曲と友達の家で口ずさんでたんですよ。そしたら、その子が「なにその曲? めっちゃいい歌なんだけど、誰の?」っ聞いてきて。 「うちうち。チキパの曲だよ」って言ったら、「嘘でしょー!!!」ってめっちゃ驚いてて(笑)。同年代の女の子もぐっとくる曲ですね。

CheekyParade

島崎 女の子の共感が一番欲しい曲かもしれないです。
女の子だったら誰もが経験したことのある、恋愛に対してのエグい気持ちっていうか、ちょっと、すみっこにあるような、恥ずかしくて言葉には出せないけど、実は心の中で思ってるみたいな気持ちを曲にできたので、すごく好きな曲になってますね。

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Cheeky Parade 6周年ツアー

2018年2月10日(土) 大阪・梅田Zeela
第1部 14:00開場/14:30開演
第2部 18:00開場/18:30開演

2018年2月11日(日) 愛知・ELL size
第1部 13:30開場/14:00開演
第2部 17:30開場/18:00開演

2018年2月18日(日) 東京・WWW
第1部 13:15開場/14:00開演
第2部 17:45開場/18:30開演

※女性専用エリア有り

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