──それぞれ、お気に入り曲はありますか。
全部いいんですけどね。「愛らしいじゃない」とか、青春時代のエイトビートというか、今は若手のロックバンドでもなかなかこういう曲をやらないけど、それができて良かった。イナ戦らしさを詰め込めました。
ベースとしての推し曲は「戦えboys&girls~栄光のpump up~」。スラップは過去に一回だけやったことがあるんですけど、ライブでもやってなくて。難しかったんですけど、うまくこの曲にハマっていい曲になったなと思います。あと何気に「たまには地元に帰ろう!」のベースも気持ちいいんですよ。
このツアーで、地元の大阪府堺市で初めてライブしたんですよ。その時に「そういうことを歌ってもええな」と思ったんですね。「地元に帰ろう」なんて、上京してきたロックバンドが歌うことじゃないかもしれないけど、特に若い頃は戦っていかなあかんし。でも今は「地元ええやん」と思えるようになったし、20年やってきて書けた歌詞なのかもしれないですね。
僕は「君に捧げよう」が好きです。リードにしようと思って鼻息荒く取り組んでいたこともあるし、これも若い頃はできなかった演奏だなと思うところもあるので、いい曲だと思います。歌詞は、丈弥の友達が結婚するということで書いたんですよ。
親友が結婚するんで、彼から奥さんへのメッセージを歌詞にしました。彼のためだけに書いた曲なんですよ。そんな個人的な歌はどうなんやろ?と思ったんですけど、でも親友ですから。それをリリースできるなんて、彼へのでっかいプレゼントになったと思います。
「人生は最低で最高だ」は、単純に泣けるし、ハープ(ハーモニカ)がいいんですよね。ロックバンドのボーカリストってハープを吹くイメージがあって、それが泣けるんですよ。歌詞も泣けるんで、この歌は推しです。でもやっぱり一番の推しは「そして夜空に浮かぶ月のように」で、アルバムの曲が全部できたあとで本当に時間がなくて、ツアー中に札幌で歌詞を書いてるんだよね。
名村さんと直接会ってプリプロする時間もなかったんで、久保さんを中心にアレンジを考えて。札幌終わりでフェリーに乗って、東京についた次の日からレコーディングだったんで、フェリーの中で船酔いしながら練習しました。すったもんだの曲なので、愛着がハンパないです。
「そして夜空に浮かぶ月のように」が、野音のことを考えて書いた曲です。「本当にこのステージを見に来てくれてありがとう」というメッセージを込めて。
──その、結成21年で初の日比谷野外大音楽堂公演。実は今年の20周年に合わせて、去年から動いていたという話があって。
そうそう。でも抽選に外れまくって(注/野音のスケジュールは抽選で決まるのです)。
本当は結成20周年で野音だったら、記念公演みたいで美しいじゃないですか。けど外れまくりましたね(笑)。
それが逆に良かったなと思ってるんですよ。今回のツアーが来年3月までで、その終着点として5月26日の日比谷野音があるから。全国から来ていただけたらありがたいなと思います。
外しまくってる時に、ある方から「周年はみんなが盛り上がってくれてるから、逆にそこでやらんでもええんちゃう? 21年目のほうが意味があるから、そっちのほうが盛り上がるんじゃないか?」と言われて、確かにそうかもしれないと。
──21年目、新しいスタートにふさわしい野音公演。最後にぜひ、みなさんにメッセージを。
野音は、20年やらせていただいた一番大きな感謝祭だと思ってます。フラカンを見た時もそうやし、昔イベントで出させてもらった時も、まさかここでワンマンする日が来るのかな?って、ぼんやり思ってたことが現実になりました。ずーっと全国のライブハウスを回ってきて、また新しい挑戦をすることを形としてお客さんに見せるためには、ありがたい場所やと思いますね。何より「野音やるぞ!」と言った時の、お客さんの喜び方がハンパじゃなかった。CD出すよとかテレビ出るよとかとは全然違う、「イナ戦が野音で見られる!」という気持ちをすごく感じて、それが一番うれしかったんで。その時の思いをちゃんと持ってステージに上がりたいなと思うし、まだこんなにイナ戦で喜んでくれるんだという、自分たちを奮い立たせてくれるきっかけにもなってると思います。これだけやってると、お子さんを連れてくる人も多いし、自分の好きなものを次の世代に見せようとしてくれるなんてうれしいじゃないですか。そういう人たちに向けて「THEイナズマ戦隊を追いかけてきて良かった」と思えるライブをしたいなと思います。
──野音公演のタイトルは「俺とオマエと野音と応援歌」に決まりました。
今、「応援歌」をライブでやるのがめっちゃいいんですよ。なんでこの歌に頼らなあかんねんって、歌うのが嫌な時期もあったけど、スタッフは「あれ一発で世界を変えられる」と言ってくれるし。これでみんなを支えてる感じがするし、いろんなことがあったけど歌い続けてきたから、野音で歌ってる姿を見せたいです。野音で「応援歌」を歌うことが、一番の感謝の気持ちになると思います。
THEイナズマ戦隊メンバーの
「初めて行ったライブ」「人生で初めて立ったステージ」
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