WATARUが今の思いを伝える新曲「思うんです。」をリリース。セカンドワンマンで目指すものを語る！

──今年はバンド形式で生音でライブをやるというテーマでずっとやってきて。その手ごたえはどうですか。

手ごたえはばっちりつかんでます。本当はベース、ドラム、ギター、自分の4人でできたらベストなんですけど、最近はドラムとギターと3人でやる編成が多くて、その3人に関しては何も問題はないですね。息が合いまくってるというか、目で合図しなくてもちゃんと始めてくれるし、終わってくれる。それと今年から、DJにオケを出してもらって一人で歌うことも取り入れてるんですよ。もともとクラブで一人でやってたんですけど、それが嫌だなと思った時期があって、バンドになって、でもイベントを回っていると一人でやらなきゃいけない場所もあるんですね。それを今年から久しぶりのトライでやってみて、臨機応変に分けてできればいいかなと思ってます。生バンドだったら伸ばそうと思えばいくらでも伸ばせるけど、オケでやる時はきっちり歌わないといけないんで、やたら緊張するんですけど、それもいいトライだし、来年からはもっとやってみようと思ってます。ただ、生の音を届けるというコンセプトは変えたくないんで、それで回って行ければベストかなと思ってます。

──WATARUさんのスタイルに、生音はすごく合ってると思います。

バンドメンバーも、個人で音楽をやってる方なんですよ。それを自分のファンも支持してくれて、全員が大きくなれてる気がするんで。これはどんどん続けていきたいなと思ってますね。

──ちなみに、最近のライブで一番ハッピーだった瞬間というと？

一番ハッピーだったのは“まつりin水の郷2017”という、千葉県香取市佐原でやったイベントですね。中村あゆみさんがトリで、自分がオープニングで歌ったんですけど、2000～3000人ぐらいいて、老若男女のお客さんだったから、最初はどうかな？と思ったんですけど、そこでみんなのことを一つにできた感じがあったんですよ。ステージから降りて、客席の後ろの照明塔に上って、そこでがっつり盛り上げるという。

──すごい。サブステージ的な。

あの時は俺らも超アドレナリン出てて、終わってから「やったぜ！」って言い合って。どこも一つにできたと思うんですけど、今年一番自分の中で、ものすごく大勢の人数を本当に一つにできたのがあの時だったと思いますね。それが気持ちよくて、それからはちっちゃいライブハウスでもステージから降りて歌ったりして(笑)。今年の夏は完全に祭り男みたいになってました。

──今年は何かをつかんだ年じゃないですか。その締めくくりになるのが、12月3日、代官山UNITでのセカンドワンマンライブ。今イメージしていることは？

まったく考えてないんですよ。6月にやったファーストワンマンは2時間15分ぐらいのステージができたんで、次はもう少し長い時間できればいいなと思ってます。長くやればいいって問題でもないけど、自分のショーケースというか、自分の歌がうまくみんなに伝わって一つになれればいいなと思いますね。ワンマンは時間が長いから緩急つけられるし、好きなことできるし、人に気を使うこともないんで、自分のやりたい放題やっちゃおうかなと。ここを成功させられれば、1000人規模のイベントも見えてくるし、そこを目指して頑張ります。

──それが今年の締めくくりになりますか。

いや、12月の終わりに奄美で初めてライブをやるんですよ。1年に1回、奄美で自分たちのイベントをやろうと思っているので。少し前にも行って来て、新聞やラジオにも出させてもらって、来年は観光大使に選んでもらいたいなと思ってるんですけど（笑）。自分の歌は“アイランドミュージック”って言ってるし、自然がある中で音楽を作ってきたから、アイランドを感じる場所にいる人たちに、より俺の音楽を聴いてほしいなと思ってるんですね。今回「思うんです。」のキャンペーンで九州に行った時も、みんなが“いい曲ですね”と言ってくれて、今までよりも大きな反響を感じたので、九州の海沿いを動くのもいいなと思ったし。地元の千葉の海沿いと、九州と、奄美とか、ほかにも自然が好きでサーファーがいるところに俺の音楽がもうちょい響けばいいなと思います。これをもっと大きくしていって、来年はもっと自分の歌のコンセプトに合った場所の人たちに歌を届けられればいいなと思ってます。

■「本能」 REMIX　Full ver. MV