──でも、聴いている音楽をすべてuchuu,の楽曲に取入れてるわけではないですよね…?
けっこうやりたいことをやってるし、広げ過ぎて収拾がつかなくなってますけどね(笑)。“これもやろう、あれもやろう”という感じというか、僕が作れる音はすべてuchuu,で出していきたくて。出し惜しみはしてないし、“このジャンルはuchuu,には合わないからやめておこう”みたいなセコイ考えはないので。
楽曲の幅がすごく広いから、プレイヤーとして“これはできません”ということはありますけどね(笑)。曲を聴いて“こういう感じかな?”と自分なりに解釈してフレーズを考えても、Kくんから“それじゃないかな”と言われれることもあるので。
そういうことは全然ありますね。いくら練習しても、楽曲が求めるものを満たせないこともあるし。もちろん、出来る限り頑張ろうと思いますけどね。
僕はレコーディングにあまり関わってなくて、CD音源に関しては出来上がったものを聴くだけだったりするんですけど(笑)、そのぶん、第三者の目線で見ているところはあると思います。“この曲、uchuu,のファンの人はどう感じるだろう?”とか。
──バンドとして活動している以上、そういう音楽的な制約は必ずありますからね。そこはストレスになってないんですか?
ないですね。デモを渡して、演奏したときに“これは違うかな”と思ったら、すぐに“この曲はやめておこう”ということになるので。
さっき言ったように曲書きとしては実直でありたいし、やりたいことがあるのにやらないのは嘘を付いていることになると思うんですよ。それは聴き手に対して失礼だから、絶対にやっちゃいけないと思ってるんだけど、メンバーに対して“絶対にデモの通りに弾け”みたいな無理は言わないので。
──曲作りに対してはストイックだけど、メンバーには優しいというか。
そう、優しいんですよ。僕が曲を作ってたら“この通りに弾けよ”って言いそうだけど(笑)。さっき“弾けない曲もある”って言いましたけど、“こういう感じの曲をやりたかった!”と思うことも多いし。
メンバーが聴いている音楽とか“今はこういうサウンドが旬なんだな”というのは普段の会話のなかで自然にピックアップしてるので。
それが曲のなかに反映されているんですよ。曲を作る段階からメンバーが好きなフレーズも意識してるみたいで。
──なるほど。そうすればメンバーの個性も活かせるし、バンド独自のグルーヴにもつながりそうですよね。
そうですね。“この人はこういうベースを弾く”というのも頭に入ってるみたいで、それを曲のなかで活かしてくれるので。
ドラムに関しても、レコーディングのときに(スネア、タム、バスドラなど)Airiが持っている機材の音を録っておいて。曲を作るときに“スネアはこういう音色”とか“こういうキックのパターンが得意”というのを取り入れているんです。
──デモを制作中にコンピューター上でセッションしているような感じですね。間接的な共同作業と言えるかも。
逆に自分がやりたいことはあまり反映されてないかも。メンバーがやりたいことが僕のやりたいことだから。
あ、それは今回のEPの制作でも感じた。僕が作曲した曲が入ってるんですけど、それがディスコっぽい曲なんですよ。Kくんに聴いてもらったら“それそれ!”って言ってくれて。
僕がSujinに望んでいた曲はそれだよ!って(笑)
しかも一瞬で“そのメロディ、2万点です”みたいな素晴らしいメロディが出て来て。音楽的にも通じ合ってるんでしょうね、どこかで。
まあ、それはこっち側の話で、大事なのはお客さんがどう感じるか?ですからね。楽曲をリリースした後、それを育ててくれるのはリスナーの人たちだから。
──11月から12月にかけて1st E.P.「KEEP ON」のリリースツアーが行われます。東京ファイナルは12月2日のDAIKANYAMA UNITのワンマン公演。uchuu,はホログラフィック映像を融合したライブなども行っていますが、今回のツア—ではどんな演出を考えていますか?
映像でも新しいことがやれたらいいなと思いますけど、まずはバンドの底力というか、音楽だけで説得できるようなライブをやりたくて。
うん。まず、ワンマンで長い時間ライブをやれること自体も嬉しいですし。
ライブに対してはいつも“楽しもう”と思ってやっていて。今回のツアーも同じですね。
曲を聴いたときからライブをイメージしているので、それを具現化できたらいいなと。
2nd E.P.の新曲もやりたいですね。とにかく今はバンドのモードが良くて、しっかりギアが入っている感じがあるので、それを出せたらなと。みんなが思いやりを持ってやれているんですよね。
──やっぱり大事なのは思いやり?
人と人が何かをやるときは思いやりが必要なので。愛です!(笑)
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