浜田省吾プロデュースによる2ndアルバムをリリース!!中嶋ユキノが語る「わたしのはなし」

インタビュー | 2017.10.05 15:00

──プロデューサーとしての浜田さんから言われたことで、印象に残っていることは?

わたしはとにかく自分に自信がない人で、歌ってるとき以外は何もないという状態なんですけど、浜田さんは「中嶋さん自身にすごく魅力があるんだから、その人が書いた歌詞やメロディにはそれ自体がすごく力を持っている。だから、そのまま歌えばいいんだよ」って。わたしは自信がないから、“こういうふうに歌おう”、“こういうふうに表現しなきゃいけない”と考えてしまいがちなんですけど。だから、曲と歌の力を信じてあげるということはすごく教わりました。

──1枚目と2枚目を続けて聴くと、歌詞の内容に変化も感じるんですが、1枚目の制作を通して感じたことは2枚目の曲作りに反映しているように思いますか。

「キラキラ」という曲は20代ではきっと書けなかっただろうなと思うんですが、聴いてくださった方からも「ここに共感しました」「ここに救われました」というふうに言っていただけたりするので、やっぱり今だから書ける歌詞なんだなということを実感しますね。

──そういうふうに、時間を重ねたからこそ書ける歌詞というものを書けたんだなと感じることは、自分自身に跳ね返ってきていますか。

そのはずなんですけど…、でもわたしは例えば武道館をやれたとしても“次どうしよう…?”と思ってしまうような性格なので…。1stアルバムのときもそうだったんですが、最終段階のマスタリングが終わるところで、もうすでに次のことを考えるようになってるし、やっぱりつねにステップアップというか、何かを目指してるタイプみたいですね(笑)。

──中嶋さんの曲に登場する女性は失恋することが多いですが、これから生まれる曲の登場人物はそうじゃない感じになっていくでしょうか。

じつは、わたし自身が「わたし、幸せです! 彼がずっとそばにいてくれると言ってくれました。イエーイ!」みたいな歌詞に一度も共感したことがないんですよね。「ビールとカーネーション」という曲は、元は「ダーリン」というタイトルで、同棲している彼に向かって歌ってる、すごく幸せなラブラブ・ソングだったんですよ。それを歌ったときに、自分のなかであまりリアリティもないし、ただ「幸せ、イエーイ。」みたいになっちゃうなと思って。わたしは幸せだけでは生きていけなくて(笑)、不安をかき集めているタイプなので。

──足らないところを探そうとしちゃうんですね。

そうだと思います(笑)。わたし自身が、満たされているときにはあまり音楽を聴かないんですね。心の空白に何かが欲しいとき、例えば彼とうまくいっていないときに、ちょっと胸がキュッとするような曲を聴きたいという気持ちが、一人のリスナーとしてわたしのなかにもあるので、そういうところをみなさんにも聴いていただいて、それで共感していただけるといいなと思ってます。

──「不安をかき集めるタイプ」と言われましたが、その人が作った曲の魅力を浜田さんは「キャッチーでポップ」と紹介しているし、僕もそう感じます。「不安をかき集めるタイプ」の人が作った音楽が「キャッチーでポップ」になるのには、その作っている人のなかでどういう意識がはたらいてるんでしょうか。

わたしは不安というマイナス要素をかき集めているんですけど(笑)、もしかしたらそういう自分もそこのところを埋めてほしいのかもしれないですね。あるいは、自分が書くことによって、自分自身のそういうところも埋まっているのかもしれない。例えば「わたしのはなし」はノンフィクションというか、本当に自分のことをさらけ出して書いてるんですね。みんなも仕事してるときはすごく気を張って生きてるんだけど、でも帰り道でひとり“今日は辛かったなあ”とか思うことがあると思うんです。そういう本当の自分になったときの、その心の中の凹みを埋められるような曲を作りたいなという気持ちがあるんだと思います。

──さて、10月のワンマン・ライブが終わったときには、どんな気持ちになっていたいですか。

今日のベストは尽くしたって。じゃあ、次は?という感じでしょうか(笑)。

──いま、自分のライブに臨む際に意識することは?

1本1本を大事に、ということはものすごく意識しています。特にこのアルバムのリリース・ツアーでこの1ヶ月の間にかなりの数の場所で歌わせていただいたんですが、そういうふうにしっかりやれている実感があります。それは、去年11月から2ヶ月に1回のペースで4回のライブをやって、そこで学んだものも大きかったとは思うんですが、自分がどういうふうに表現したいかということが大事なんだなというところに気持ちが行き着いたんですよね。ただ、浜田さんからは4回終わったところで、「ようやく小学校を卒業したね」と言われたんですけど(笑)。

──じゃあ、日本橋三井ホールは“中学デビュー”ということになりますね(笑)。

(笑)、わたしはすごく緊張しぃなので、もう心臓バクバクだと思うんですけど、とにかくベストを尽くす気持ちで歌いたいと思います。

 

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