綾野ましろ 念願の赤坂BLITZワンマンライブ開催！ライブづくしの2017年、“大切な日”11月3日に向けた思いとは？

北海道洞爺湖町出身で、現在も札幌在住で活動するシンガー、綾野ましろにとってライブとはどんな場所だろうか。アニメ「Fate/stay night」のOPテーマ「ideal white」でデビューしてから3年目となる2017年を「ライブの年」と掲げた彼女は、4月23日に品川プリンス ステラボールで開催されたバースデーワンマンライブを即完させ、様々なイベントにも積極的に出演しながら、6月からはマンスリーワンマンライブサーキットをスタートさせ、11月3日には自身初となる赤坂BLITZでのワンマンライブが控えている。華奢な体からエネルギッシュな歌声を放つ彼女のパワーの源の話からライブへの思いを聞いた。

インタビュー：永堀アツオ

──綾野ましろといえば、今やエネルギッシュなライブが代名詞になっていますが、元気の源はどこから来てるんですか？

意識して体を鍛えているんですけど、一番のエネルギー源はお肉ですね。焼肉によく行ってるし、今年の夏はタイ料理にハマってしまって。一番好きなのはトムヤムクンスープ。

──デビュー当時、「辛いものがやめられない」っていう話をしてましたよね。

実際にやめられなかったです（笑）。ラー油とか、キムチの辛さが好きだったので、歌うのにこんなに刺激物食べてて大丈夫なのかなって思って、一時期ちょっと控えてたんですよね。でも、どうしてもスパイシーなものを求める自分がいて。そんな時に、たまたまタイ料理に行ったら、すごくハマっちゃって。週に何回も行ってたので、札幌のタイ料理屋さんはほとんど制覇してしまったし、昨日も東京のタイ料理屋さんに行ってました。タイ料理を食べることによって、スパイスやハーブに元気をもらってます。それに加えて、北海道の自分のお家に、ずっと冷蔵庫がなかったんです。

──ずっとというのはどれくらい？

壊れちゃってから買うタイミングを逃してて、夏を3回くらい、冷蔵庫無しで過ごしましたね（笑）。でも、両親にも心配されてしまったので、素敵な冷蔵庫を買いました！今年は、お風呂上がりのアイスができる夏だったので、いつもよりアイスたくさん食べたかなって思ってます。冷蔵庫って便利だな?って感謝しましたね。

──あはははは。この夏の思い出というと？

やっぱりライブかな～。北海道の暑さのピークの時と、東京の暑さのピークの時にライブをたくさんやってて。気が遠くなりながら、歌ってましたね。

──6月から10月にかけて、マンスリーワンマンライブサーキットをはじめました。

今年はまず、ライブをたくさんやるっていう目標を掲げて。＜BIRTH＞っていうバースデーワンマンライブでライブサーキットをやりますって発表したんですけど、東京での初めての2デイズ公演をやってみたり、札幌でも初めての会場でライブをやったり。毎公演、違うタイトルをつけて、ストーリー性をもたせてやってみていて。月に1回、絶対にワンマンライブができるっていうのは、ファンの皆さんと、次に集まる約束がすぐにできているっていうことでもあるので、私自身もファンの皆さんも、ライブをより自分の居場所だと感じられるように、変わっていったんじゃないかなと思っていて。ライブサーキットをやって本当に良かったと思います。

──ライブを増やそうと思ったのはどうしてでした？

デビューしてからずっと、綾野ましろはライブ映えする楽曲が、たくさんあるなって思ってて。もっともっとライブで皆さんに、生でお届けできる機会が増えたらいいなって思っていたんですね。まだ、仙台が残っているんですけど、そのあとの赤坂BLITZが終わっても、コンスタントにライブ活動をするっていうのは、変わらず続けていきたいなって思ってます。来年も再来年も、ライブをたくさんして、ライブが綾野ましろとしてのライフワークになっていったらいいなって考えてます。

──綾野ましろさんのライブは本当にエネルギッシュですよね。

なかなか激しめなので、初めてくる方は、そこが不安だっていう方もいるんですよ。ついていけるかなって。だから、私はみんなのことを導いていきたい、引っ張っていきたいと思っているし、誰一人として置いてけぼりにしないライブを心がけるようにしてて。これからも初めて来た人でも楽しめるライブをちゃんと考えて、提案していきたいなって思ってます。一緒にライブで汗をかいて、日常とはかけ離れた特別な空間、居場所を作れたらすごく幸せかなと思ってます。

──11月3日には初の赤坂BLITZ公演が控えてます。

やっぱり赤坂BLITZはミュージシャンとしては憧れの場所で。他のアーティストさんに聞いても、素敵な会場だって聞くので、ずっと楽しみだったし、念願だったので、嬉しいですね。しかも、私にとっての11月3日は2015年に初めてワンマンライブをやった大切な日になっていて。2015年はTSUTAYA O-WESTで、去年は恵比寿LIQUIDROOMだったので、毎年、少しずつ大きな会場になっているのも嬉しくて。今回で3回目になりますが、大切に思ってる日だからこそ、今、しっかりと準備している途中です。

──どんなライブになりそうですか？

照明の作り込みとか、大きな会場だからこそできる世界観の構築を考えてますね。セットリストもよりボリューミーになるし、今年は特に私が主導権を握って、こういうセトリにしたいなっていうのを提案させてもらって、相談しながら作っているので、そこも1つの楽しみにしてもらえたらと思います。あとは、初めての試みとして、今までやったことのないゾーンを作ってみようと準備してて。それは、当日まで秘密なんですけど、イベントでタイアップの曲を聞いたことがあるよっていう方にも、見たことのない私のスタイルを見てもらえたらいいかなって、いろいろ考えています。

──「UNIVERSE」というタイトルにはどんな意味がありますか？

宇宙や世界っていう意味なんですけど、他にもっと深い意味はないのかなって調べてて。ラテン語の語源をたどって行くと、1つ1つ生まれていった星たちが列をなして、1つの個体になるっていう意味合いがあるらしいんですね。そっちの方が私としてはしっくりきています。ライブではいつも、ここを私たちの居場所にしようねって言っていて。ライブサーキットの各会場に足を運んでくれた一人一人が1つ1つの星で、大きい赤坂BLITZに集まる。そこが宇宙であり、ユニバースであり、居場所なんだよっていうのを打ち出していきたいなって思ってますね。

──ビジュアルのコンセプトも聞いていいですか。

いろんなコンテンツが集まるサーカスの会場みたいなのをキーテーマにしてますね。明るいサーカスというよりかは、ダークサイド寄りのサーカス。グッズもデザインに積極的に関わって、おしゃれに作ったので、男の子も女の子もみんなに身につけてもらえたら嬉しいです。ビジュアルは今後もいろいろ挑戦したいですね。男性目線も考えつつ、女の子がどういう衣装を着てたら真似したくなるかなとか、考えたい。なんなら、真似されて、一緒の髪型とか似た衣装で会えたら嬉しいです。私は昔からロック系のバンドが好きなので、アーティストさんのコスをしてライブに行くとか、同じものを身につけてライブを行くのに憧れていたりして。そういう風になったらいいなと思いますね。

──最後にライブに足を運ぶファンにメッセージをお願いします。

赤坂BLITZでは初めてライブをやるんですけど、今まで応援してくれた方はもちろん、ずっと気になってたけど、なかなかライブには来れなかったという方も、ユニバースというタイトル通りに、今まで少しでも関わってくれた方、みんなと赤坂BLITZに集結して、1つになれたらいいなと思っています。ライブの世界観や楽曲の歌唱とか、全部をひっくるめて、今まででいちばんいい状態で待っていますので、思い切り楽しみにしてきてください！

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