InterFM897 Tokyo Scene LIVE開催！ラジオ収録直後の DATSに直撃インタビュー

──ところで、最近のDATSはファーストアルバム「Application」がリリースされて、非常に話題になっていますよね。あの作品はメッセージ性がしっかりと存在するんですけど、決して押し付けるわけではなく、すごく開かれていますよね。

杉本　そうですね。

──そういった“ブレずに、且つオープンな姿勢”を音楽で表現するっていう部分はとってもクールだし、その影響は“生き方”にも及んでいるのではないですか？それこそSNSなどで他者の評価に縛られている人々が溢れる中で、新しい価値観を粋に提示することに成功しているんじゃないかと思いました。

伊原　俺らの世代だからこそできることだしね。

杉本　実際自分自身がそうだからね。「完全に自然派です」っていうのも嘘になるし、デジタル駆使していこうよ！っていうのに対しても葛藤を感じる。その中で「悶え苦しみにながら生きています」っていうのを一つ作品にしたかったね。

伊原　俺はやっぱりね、インスタクイーンがすげえ気になるんだよね。昨日、男2人でディズニーランドに行って来たんですけど…

杉本　“虚構の世界”に？

一同笑

伊原　そうそう、“虚構の世界”（笑）！ディズニーランドって結構並ぶし、喋る時間も自ずと増えるじゃないですか。俺たちは結構喋っていたんですけど、ふと周りを見たら、全員携帯を見てる！本当に全員！！ みんな結局、話題がないし面倒くさいから携帯見ちゃうっていう“逃げ”もあると思うんですよ。ちゃんと面と向かって「何を話したらいいかなあ…」って考えていれば自然に話せると思うし、もっとその人のことを知れるんじゃないかなって思ったなあ、俺。

大井　“既読”のシステムだってさ…

一同笑

大井　ああいうのも人をダメにする側面がある。

──確かに。そういったことを60歳のおじさんではなく、20代が言うと余計に説得力がありますね。

杉本　よく言われます。おじさんが言うと説教くさくなっちゃう。