コアラモード．新機軸のニューシングル『大旋風』と、地元横浜での“秋祭り”ワンマンについて語る！

──そんな、たくさんの経験を経ての今回のワンマン「We Are Coalamode.!!2017～ソーレ♪ソレソレ秋祭り～」では、お祭り騒ぎのニオイがプンプンしますけども…？

これでお祭りじゃなかったら…（笑）！

一同笑

こういうコンセプトになったのも、まず10月25日にリリースされるシングル『大旋風』に関係があるのはもちろんだと思いますけど、やっぱり全国ツアーを経験した時に「ライブってこんなに楽しいんだ！」と思ったのが一番（のきっかけ）ですね。だから今回は「よりみんなで楽しもうよ！」っていう部分にフィーチャーして、僕らの地元でワンマンライブができたらいいなって思った。とにかく、みんなでお祭り騒ぎをして楽しみたいですね！

──なるほど。そんなワンマン「We Are Coalamode.!!2017～ソーレ♪ソレソレ秋祭り～」に向けて、直前にリリースされるシングル『大旋風』を拝聴したんですが、全く表情の異なる3曲で、そういえば、こう言うコアラモード．を知らなかったし、こんなコアラモード．もいいなって思いながら、非常に新鮮に楽しめました。

ありがとうございます！

そうですね。ここでも「コアラモード．は、ほんわかしているだけじゃないんだぞ！尖っているところもあるんだぞ！」っていうところをお見せしたかったのが一曲目の「大旋風」ですね。新しい自分達にも出会ってみたいなって思いましたし。タイトルのまま、本当に大旋風を起こせたらいいなって思った。

そうですね。実は、2月にリリースした『COALAMODE.』のマスタリングが終わった瞬間、達成感と共に「次はこんなことがしたいな！」って言うビジョンが芽生えたんです。

「もっとこういう曲が入れられたんじゃないか？」とか。アルバムって、入れられる曲数が決まっているじゃないですか。だから今回入れられない曲もあったし、もっといろんなことができるだろうなっていうことを考えていたんですね。

ファーストアルバム『COALAMODE.』は、僕達の名刺代わりのアルバム。でも名刺代わりだったからこそ今のコアラモード．を再認識する機会でもあったんですよね。それを僕らはこれからもっと上回っていかなければいけない、という意識があった。そんなモチベーションの中で生まれたのが「大旋風」。今までと違った曲調にも表れていると思います。

それに「この曲はこの人にお願いしたい！」っていう思いもあって、今回は私たちもこだわりを持ってミュージシャンの方にお願いしました。歌い方も、随分シャウト気味な歌い方をしていますね。シングルだとこんな歌い方は初めてです。

──サウンドや歌い方、歌詞に至るまで、とにかく発見の多い刺激的な作品ですよね。

あんにゅはミスチルの桜井さんに憧れてアコースティックギターを始めて、僕は小林武史さんに憧れて音楽を始めたんですけど、今回は僕らが憧れていたお二人の作品にエンジニアとして何度も参加されている今井邦彦さんに「大旋風」のレコーディングとミックスをお願いしました。ミックスしていただいたものを聴いた瞬間、自分たちが憧れていたものがスピーカーから形になって表れてきて、ただただ「恐れ入りました…！」という気持ちでしたね。

全然泣くような曲じゃないのに涙が出てきたり、ね。意外って言う部分では3曲目「We Are Coalamode.4!! ～ゆ～かり音頭ver.～」もね。割とぶっ飛び気味のお姉さんが歌っているような…ね（笑）

──かなり序盤からハイテンション、コール&レスポンスで盛り上がりますよね。

このレコーディングが大変でしたね！例えば…今の私があんまり歌いそうじゃないじゃないですか。

──なるほど、このテンションからいきなり歌うとなると…そうですね！

そう、この3曲は全部切り替えが大変でしたね。私は曲に合わせて演じるように歌うので、いつものことではあるんですけど。歌い方に関しては、よりタイプの差がはっきり出たな…ていう気がしますね。

──ちょっと男勝りな掛け声もあったりして！

あはは！そうですね。最後の曲はとことん遊びました。

──音頭といっても、サウンド的にはミクスチャー音頭、とも言えそうな新鮮味も感じますよね。

そうですね。今回の「We Are Coalamode.4!! ～ゆ～かり音頭ver.～」は“バージョン4”で、これまでいろんなバージョンがあるんです。最初はファンキーな感じで、バージョン2は「七色シンフォニー」に出演していた声優さんが参加したもの。バージョン3はクリスマスバージョンということで、また全然違う。

3は、ちょっとスウィングしてるね。それで「次は（先に決まっていたワンマンライブのタイトルが）“祭り”だから“音頭”だ！」って。この曲は、何もないところから変な言葉を並べて、出来てきたんですよ。何ができるかわからない中で「どれだけアホになれるか!?」っていう感じで（笑）！

一同笑

──これは絶対に盛り上がるでしょう。でも個人的には2曲目の「ごらんください」をサンセットタイムに聴きたい！

歌詞にもありますしね（笑）。僕らはtvk（テレビ神奈川）「ハマナビ」さんのエンディングテーマを番組が始まってからずっとやらせていただいているんですけど、最初は「メモリーズ」、次は「豆の木」、そして今この「ごらんください」を流してもらっているんです。

その番組は、横浜の良いところをどんどん紹介する番組なんですけど、それに合わせて「ご覧ください！」という気持ちで作らせてもらいましたね。

──そうだったんですね！しかしリアルな感じが素敵ですよね。例えば“風が強い”って、横浜を知らない人にとっては「たまたま風が強い」っていう印象でしかありませんからね。

海沿いは風が強いのでね（笑）。だいたい私は横浜を歩いていると「もう一枚羽織っておけばよかったかな」って思うんですよね（笑）。歌詞どおりのことです。

──歌詞どおり、と言えば“散々食べた後に甘いものを食べる”っていうお茶目な部分も？

女の子友達と横浜デートをした時に思ったことを書きました（笑）。他にも実際横浜でお散歩した時に感じたことを歌詞で書いていますね。後半に“くじらのせなかを染めてく”っていうのは、大さん橋にある“くじらの背中”っていう場所のことなんです。で、会場が大さん橋！もう、大さん橋でライブをやる気が満々の曲が出来ましたね（笑）！

──そうですよ。「ごらんください」を聴いた瞬間、勝手にワンマンのセットリストを考えてしまいましたからね。そんな楽しみ方もあるんだなあ〜と自分で感心しながら（笑）

そう！だから皆さん、ライブに来る前に是非この「ごらんください」を聴いて来てください。

そうですね、この曲はライブでやるのが非常に楽しみな曲でもありますね。まだ一回もライブで演奏をしたことがないんですけど、きっと映える曲なんじゃないかなと思います。

歌詞のとおり、中華街の玄武門を通り抜けて大さん橋まで本当に歩けるので、（曲を聴きながら）横浜観光をして、このライブに来てもらったら良いかもね。

──最後にあえて伺いたいのですが…全国を巡ったコアラモード．が、この大きなワンマンを横浜に持ってこられたのは？

みなとみらいでストリートライブをしていた頃から、デビューして3年経った今でも僕らにとっては“拠点”と言う気持ちが強いので…

なんの迷いもなく、自然と“横浜”って思いましたね！「ごらんください」をここで歌いたいって言う気持ちが、ね！

とか言って、まだセットリストも決まってないからね、それはわかりません（笑）！

──えー！でも、確かに（笑）！

一同笑

■「未来」MV