デビュー15周年を迎えるLeadが語る“これまで”と“これから”

インタビュー | 2017.07.03 12:00

──グループとしても、メンバー同士の意識もバラバラだった訳ですね。そもそもデビューした頃のLeadはどうなりたいと思ってたんですか?

鍵本輝
第一に掲げた目標は、セルフプロデュースです。振り付けも曲も自分たちでやりたいというのが、シングル4〜5枚目ぐらいから思い始めて。敬多は早い段階から振り付けはやり出してました。
古屋敬多
僕はダンスで認められたい。ひたすらそういう思いが強かったです。自分にはダンスしかなかったんで。「Leadのダンス、ヤバいだろう」っていうのが全国に広まればいいなと思ってました。だから、僕の場合歌は後から好きになっていった感じです(微笑)
谷内伸也
僕は元々ダンスを始めた頃からブラックミュージックが好きで、Leadはデビュー曲(『真夏のMagic』)からラップがあったので、そこでよりラップが好きになって。僕はラップ担当みたいな謳い文句がついたんですけど。でも、与えられたからやってるんじゃなくて、なるべくしてなって意志を持ってやってる。そこを認められたいと思ってました。メジャーでしかできないラップの形というか。Leadだからできるラップ。そういうものができればいいなという思いで、僕はいまもやってます。
鍵本輝
僕は正直見つけられてなかったです。そこはすごい悩みました。ラップよりも歌のほうが好きだったですが、結果は薄情といいますか。レコーディングを重ねても自分の(歌う)パートは少なくて。Leadの立ち位置的には曲の前半はバックダンサーだったんです。

──そんな葛藤があったんですね。

古屋敬多
この2人(自分と輝)はあったよね。
鍵本輝
歌えて、2小節とか。
古屋敬多
ああいうのが悔しいんだよ。
鍵本輝
泣いたりしてたもんね。もちろん、いい人が前に出るべきだというのは大人になったいまだったら思うけど、当時は悔しくて。自分ってなんなんだろうって。そこから、この2小節を増やしていこうと思うのか、それとも違うキャラクターを見い出したほうがいいのかというのは考えましたね。元々おちゃらけるのが好きなんで、まずトークとかでそういう自分を出していって。とはいえ歌いたいんで、スタジオに通って歌い込んだりしましましたね。

──そんな風にみんなやりたいことをバラバラに追求していくなか、もう後がないっていうとき「HURRICANE」がLeadを救い、グループとして再生してくれた。

鍵本輝
あれはまさに僕らの苦肉の1枚だったんです。でも、あれで結果が出せたから次のシングル「Wanna Be With You」が出せたんです。そのときは背水の陣じゃないですけど、いつ何を失っていいようにいまを全力でやっていこうと。この1枚が最後の1枚になるかもしれないという気持ちで取り組んでいったのが、「Wanna Be〜」、「Stand and Fight」「Still」辺りの曲です。

──そこで、いっきにアクロバットを取り入れ、ストイックにひたすら踊るというダンスパフォーマンスにシフトした理由は?

鍵本輝
きっかけは宏宜がドラマ『タンブリング』に出たこと。そしてBLUE TOKYOの(大舌)恭平が LIVEパフォーマーとして加わって。事務所でやってたダンスイベント<UNITED〜RISING DANCE FESTIVAL〜>もデカかったね。
古屋敬多
あのイベントでLeadが1番だって思ってもらえるダンスパフォーマンス作りを目指したり。そういうものを通して、アクロバットを取り入れて酸欠になるぐらい振りを詰め込んで踊るスタイルが始まりました。

──えっ!あの「Wanna Be〜」からの3部作って、酸欠状態で踊ってるんですか?

全員 はい。

古屋敬多
ヤバいです。歌もギリギリ歌えるぐらいのところを攻めて振りを詰め込んでるんで。正直キツイです。自分とも戦ってる感じなんで。でも、そこまでしないと伝わらないものもあるんだなというのもあれをやって分かりました。

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Leadデビュー15周年記念ライブ!

7月29日(土) 舞浜アンフィシアター
7月30日(日) 舞浜アンフィシアター
※7月30日のみ1日2回公演
NOW ON SALE

Lead LIVE TOUR『Lead Upturn 2017』

9月17日(日) 昭和女子大学人見記念講堂
※1日2回公演
≫ 発売日は後日オフィシャルサイトで発表!

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RELEASE

NEW SINGLE「Beautiful Day」
(ポニーキャニオン)
8月23日(水)Release
※初回限定盤(CD+DVD)A・B・C、通常盤(CD Only)の4形態

Leadの28枚目となるNew Single『Beautiful Day』の発売が決定!
15周年イヤーの始まりを飾るニューシングル「Beautiful Day」は、ダンスボーカルグループとして Leadが歩んできた道、そしてこれから向かう未来への前向きな気持ちを表現した楽曲。メンバー自ら作詞を手掛け、彼らの経験をもとに、いくつもの想い、 苦悩、そして支えてくれた人達への感謝を彼らなりのメッセージとして盛り込み、次なる大きなステップへ向けての決意を表した1曲に仕上がりました。カップ リングには、HIP HOPグループとしての原点をもつ彼らならではの真夏に聞きたくなるハッピーでレイドバックな楽曲『Shampoo Bubble』などを収録予定。

15周年を迎えた今だからこそ放つ、新たなステージへの一歩となる1枚が完成!
お楽しみに!!