この前、岸田と話していたら“岸田教団は、ヤンキー(ichigo)とオタク(岸田)が手を組んだバンドだ”って言ってて。
──「zero-sum game」の歌詞ですね。岸田さんの性格が出てますね。
そうなんですよ(笑)。やっぱり岸田と私はタイプがぜんぜん違うんだなって。この前、岸田と話していたら“岸田教団は、ヤンキー(ichigo)とオタク(岸田)が手を組んだバンドだ”って言ってて。“情熱があって、仲間を大事にするichigoさんの在り方はヤンキーだよ”っていう。自分のことは“オタクって、家族や仲間にも理屈を求めるメンドクサイ生き物だ”って言ってましたけど(笑)、そんなふたりが10年一緒にバンドをやってきて、お互いにちょっとずつ影響し合ってるんですよ。いままではまったく干渉しなかったんですが、そこは変わってきてるなって。
──なるほど。岸田さんにとっては岸田教団というバンド自体が、この世界で生き抜くための方法だったのかもしれないですね。
そうかもしれないです。岸田教団のメンバーは全員、このバンドをやる前は上手くいかなかったんですよ。私はシンガーソングライターを目指してたんですけど、曲を作るよりも歌うほうが好きで“どうしようかな”と考えていて。岸田はずっと曲を作っていたけど“もっと華やかさが必要だ”と思っていただろうし、ドラムのみっちゃんはすごくパワフルなんだけど、福岡の小さいライブハウスではその特徴を活かすことが出来なくて。ギターのはやぴ〜はもともと絵を描いていて、芸術家肌なんですよね。ギターに関しても深く掘り下げるタイプだったんですけど、バンドの経験はなかったですし。そんなときに岸田がこのバンドを始めて、一緒に活動するようになって。私も「どうにかして音楽で生きていきたい」と思っていたし、もしかしたら岸田もバンドをやることで生き抜いてこれたのかもしれないですね。
──すごく特殊な成り立ちのバンドだと思いますが、10年続くってすごいですよね。
“バンドは仲のいい人たちとやるものだ”というイメージがあったんですけど、岸田教団はぜんせん違いますからね。岸田も“いまだにichigoのことが好きなのか嫌いなのかわからない”って言ってるし(笑)。もともと音楽性もまったく違うから、音楽性が合わないという理由で解散することもないっていう。
──違うルーツを持ったメンバーが集まっているのも、岸田教団のおもしろさだと思います。今回のアルバムにもヘビィメタルとEDM的なシンセが融合した「希望の歌」、ガレージ系のロックチューン「life logistics」など、様々な音楽要素が絡み合っていて。
『希望の歌』に関しては、岸田が新しくシンセを買って、それを使いたかっただけだと思います。機材オタクなんで(笑)
──(笑)。これだけ幅広い音楽性を含んでいながら、しっかりまとまっているのがすごいですよね。
自分の声も含めて、このメンバーだから成り立ってるサウンドなんだと思いますね。譲り合うような感じではなくて、戦いなんですよ。ボーカルだからって優遇されているわけではなくて、いい音が録れないとボーカルのフェーダーを下げられちゃいますから(笑)。全員が背中合わせの状態で戦場にいるような感じというか。
2016年の野音ワンマンで、“武道館でやってみたいな”と思って。夏のツアーは私の中では武道館への始まりなんですよ。
──ライブに関しても、意識の変化はありますか?
すごく変わってきたと思います。2016年に日比谷野外大音楽堂でワンマンライブをやったんですけど、全席指定の会場は初めてだったし、最初はちょっと不安だったんです。でも、実際にやってみたらお客さんとの距離もぜんぜん遠く感じなかったし、次のステージが見えるような気がしたんですよね。そのときに初めて“武道館でやってみたいな”と思って。私はもともと夢を語るタイプではないし、確実にやれそうなこと、道筋が見えてることじゃないと言いたくなかったんです。でも“武道館でライブをやりたい”と思ったときに“これはみんなに言わないと届かないだろうな”と感じて。スタッフ、メンバー、そして何よりファンのみなさんに“武道館に行きたい”って言ってみたら、“応援します!”という声がすごく返ってきたんです。“私も一緒に武道館に行きたいです”というお手紙もいっぱいいただいて。
──「ichigoさんが口に出して言ってるんだから、本気なんだな」と思ったんでしょうね、みなさん。
そうだと思います。そういう反応はすごく嬉しかったし、“思っていることは伝えたほうがいい”という気持ちになったのも、その経験が大きいんですよね。
──夏には「ワンマンツアー2017 ~LIVE OUR LIFE~」が開催されます。
私のなかでは、このツアーが武道館への始まりなんですよ。いまから参加してくれたら、武道館までのストーリーを一緒に楽しんでもらえるんじゃないかなって。“応援します”って言ってくれたんだから、来てもらわらないと困ります(笑)
──東京公演はTSUTAYA O-EASTの2days。2日間でメニューが違うそうですね。
はい。初日は東方アレンジの曲が中心になる予定です。この10年、東方アレンジのお客さんに支えてもらってきたし、定期的に東方アレンジのアルバムも出してますからね。Twitterとか見てると、ときどき“岸田教団、もう東方アレンジの曲やらないのかな”って書いてる人がいるんですけど“やってるよ!”って(笑)。ぜひ東方Projectのファンの方にも来てほしいですね。2日目はメジャーデビュー以降のオリジナル曲、タイアップ曲が中心になると思います。キャリアが長くなるとなかなかライブで出来ない曲も増えてくるから、思い切って分けてみようということですね。メンバーも体力作りを始めてるし、いいライブが出来るようにがんばります!
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