アニーに言われたんだけどさ、「BOØWYぐらいだから、再結成しなくていいバンドは」って(高橋)
アニー 僕らが始めた時なんて、50~60歳でやってるのなんて、ジャズマンしかいないじゃないですか。だから「そのくらいになったらジャズやんなきゃいけねえのかな、でも俺絶対ジャズなんて叩けねえしなあ」って思ってたんだけど。
今、こういう人がいてくれると「あ、ロックずっとやってていいんだ」って思えるじゃないですか。
高橋 アニーに言われたんだけどさ、「BOØWYぐらいだから、再結成しなくていいバンドは」って。「俺たちもうやっちゃったからさ、BOØWYやんないでね」って。
アニー はははは(笑)! 俺が再結成を止めたみたいじゃないですか、それじゃ。BOØWYのファンにすごい恨まれそう。
高橋 でも「なるほどなあ」と思ってさ。 で、(THE YELLOW MONKEYが)再結成して、もうやめないって言ってるから。じゃあ延々やってくれ!と。
アニー はい。でも、このぐらいの歳になってまたTHE YELLOW MONKEYをやると、音楽だけじゃなくて、人間関係も……もうみんな大人じゃないですか? 逆にいいんですよ、それが。
高橋 そうそう。やっぱり20代の頃は、みんな「俺が!俺が!」みたいなのがあって、ケンカしつつバンドやってたけど、大人になると、その辺が少し丸くなって。
でもいざスタジオに入ると、やっぱりいろいろあるけど。なんか言われたり。俺なんか言われっぱなしだから。
アニー そうなんですか?
高橋 うん、メンバーから「まことさん、そこダメですよ、こうですよ」「ああ、ごめん」みたいな。そういう感じよ?
アニー やさしいから、メンバーに言わせてあげるんですよ。飲んでても俺に好き放題言わせてくれるんですよ。で、たまに頭はたかかれて。そういうやさしさって、ドラムにも出てますよね。強烈な8ビートだけど、「俺のビートに乗っかってくれ」っていうやさしさが見えるじゃないですか。ドラムに人が出てるんですよね、やっぱり。
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