──『心臓の居場所』をリリースしたこと、次のツアーはどういうものにしたいということを、教えていただけますか。
とりあえず言えるのは、『心臓の居場所』がめちゃくちゃいいってことですね。逆に言ったら、難しいのは……昨日も個人練習でスタジオに入って、ひと通り曲をやったんですけど、まあ難しくて。テンポの速い曲はいけるのとは裏腹に、スローテンポでシンプルな曲が難しくて。シンプルなのでよけい、ちょっとでも崩れると戻れなくなったりするんで。
──熱量を上げればいい、っていうタイプじゃない曲が難しいのはわかりますね。
『心臓の居場所』は自信作で。「聴いてくれ!」って本当に思えるアルバムになったと思ってます。この前まで実家に帰ってたんですけど、後輩とか友達のクルマに乗ると、かけてくれるわけなんですよ。すごい聴き応えがいいんですよね。自分の曲やけど、イヤな気せえへんし。俺、目の前で人に聴かれると緊張とかしちゃうんですけど、今までのアルバムやったら。今まで緊張してた自分がそうなんやから、聴いてくれてる人はめっちゃ気に入ってくれてんねやろなって思える、そんなアルバムになったなと思うし。
しかも、コンセプトを先行させたアルバムなので、ライブを見据えてアルバムを作ったわけじゃないんですよね。いつもやったら「ライブでこういう音を鳴らしたいな」っていう考えで曲作りをしてたんですが、今回はまったく逆なので。どんなライブになんねやろ? ……というか、「これ、ライブで表現できます? 僕」っていう(笑)。不安要素が、自分の中ですごくたくさんあって。だからこそ、今まで以上にライブが楽しみなんですよね。みんなどういうふうにライブハウスで聴いてくれんねやろな?っていうのが想像できないので。
たぶん今回、お客さんに歌ってもらわないと成立しないようなところもたくさんあるんですよ。そういうところはツアーで、徐々に浸透させていけたらな、っていうのも楽しみですね。あ、あと、「こんな小さいハコじゃなくて!」っていうのを、やっぱり思わせたいですね。もっとでかいものを見せたいですね。そういうものを見せられるように……追い込まれてます(笑)。自分を追い込んでますね。
しかも、コンセプトを先行させたアルバムなので、ライブを見据えてアルバムを作ったわけじゃないんですよね。いつもやったら「ライブでこういう音を鳴らしたいな」っていう考えで曲作りをしてたんですが、今回はまったく逆なので。どんなライブになんねやろ? ……というか、「これ、ライブで表現できます? 僕」っていう(笑)。不安要素が、自分の中ですごくたくさんあって。だからこそ、今まで以上にライブが楽しみなんですよね。みんなどういうふうにライブハウスで聴いてくれんねやろな?っていうのが想像できないので。
たぶん今回、お客さんに歌ってもらわないと成立しないようなところもたくさんあるんですよ。そういうところはツアーで、徐々に浸透させていけたらな、っていうのも楽しみですね。あ、あと、「こんな小さいハコじゃなくて!」っていうのを、やっぱり思わせたいですね。もっとでかいものを見せたいですね。そういうものを見せられるように……追い込まれてます(笑)。自分を追い込んでますね。
アルバムの話をまずすると、みんな共通で傑作という自覚がある中、それを広げるためにツアーに行く、という単純な話ですが。それが今回特に、なんていうんですかね、溢れんばかりといいますか。いつもよりすごいあります、その思いが。 ライブは……キンタが言ったみたいに、「もっと大きいとこで聴きたいな」って思ってくれるように……。
ライブハウスにしばかれるわ(笑)
フェスのMCでありがちなやつ?「次はあっちの大きいステージで!」みたいな。あれ失礼よな。今やってるステージの舞監に失礼や(笑)。まあでも、そんな思いを純粋に持っていても、バチは当たらんと思うし。そんぐらいのアルバムを作った自負はあるし。
──演奏が大変というのはあります?
いや、俺よりも、キンタは大変やと思います。プロモーションでもいつも「このアルバムは歌です!」って言ってるし。「それでツアー入ったら声出てへんがな」ではあかんし(笑)
だから、いつものツアーよりも、まわりもちゃんとキンタをケアしないとな、と思いますね。キンタが飲みに行きたそうやっても無視するとか。「喉のケアをしろ」と。
だから、いつものツアーよりも、まわりもちゃんとキンタをケアしないとな、と思いますね。キンタが飲みに行きたそうやっても無視するとか。「喉のケアをしろ」と。
無視はケアではないわ(笑)
でも、歌うのはキンタやけど、歌を届けるっていうのは全員がしないとダメなことやから。そこのケア、そして準備、ってなったら……伝えようと思ったら肩肘張っちゃうじゃないですか? でも、肩肘張らずに伝えられるライブができるはずなんです、曲の持ってるパワーがすごいから。
って言ってても、どうせ初日は肩肘張ると思うけど(笑)。どうしても力が入るから。でも、それも楽しめる11年目なんで。そこでどんだけ、曲の持ってるパワーに身体を任せられるかの準備は、確かに必要やと思うんですけど、僕はそこはあんまり心配してないですね。キンタが歌ってくれたら大丈夫って思っちゃいます、よっぽどこっちがミスらん限り。
って言ってても、どうせ初日は肩肘張ると思うけど(笑)。どうしても力が入るから。でも、それも楽しめる11年目なんで。そこでどんだけ、曲の持ってるパワーに身体を任せられるかの準備は、確かに必要やと思うんですけど、僕はそこはあんまり心配してないですね。キンタが歌ってくれたら大丈夫って思っちゃいます、よっぽどこっちがミスらん限り。
アルバムは……かっこつけてないものが作れたな、というか。自分たちの生き方を表すようなアルバムができたので。それが嘘くさくないというか。今までも嘘ついてたわけじゃないですけど、作品というものと、自分たちのリアルというところをつなぎ止めるようなものが作れたと思うので。
そういう意味では、その気持ちをどう表現するのか、どう伝えるのかっていうことがライブでは大事やな、って。自分たちがどう見えるかっていうことよりも、この曲たちとか、ここで伝えたかったことをちゃんと伝えるっていうことがすごく重要になるので。
だから「それさえできれば大丈夫」って心配しなくていい部分と、「そこができないと全部ダメになる」っていう心配な部分と、両方ありますね。
すごい繊細な部分が多いと思うんですね、あのアルバムって。そこが伝わってるかどうか、ライブでお客さんを一見してわかるのかな?っていう。聴き入るような曲が多いから、反応を見ていて自分たちも不安になることもあると思うんですよ。いまだによくあるんですけど。 でも、そういう時に「伝わってるな」ってすごくわかる瞬間もあって。ライブハウス全体で「これは音と言葉と歌が届いてるな」って……盛り上がってるんじゃなくて、みんなじっと聴いてて、それがわかる瞬間がある。その瞬間が楽しいですね。そういう時って、終わったあとに4人とも「あの曲よかったよね!」ってなるんですよ。そういう感触は、4人で共有できてるので。
新しい曲をやる時は常にそう思ってるんですけど、今回は特にそこがすごく重要やと思うので。その感覚をツアーの早い段階から感じ取れるようにしたいですね。
そういう意味では、その気持ちをどう表現するのか、どう伝えるのかっていうことがライブでは大事やな、って。自分たちがどう見えるかっていうことよりも、この曲たちとか、ここで伝えたかったことをちゃんと伝えるっていうことがすごく重要になるので。
だから「それさえできれば大丈夫」って心配しなくていい部分と、「そこができないと全部ダメになる」っていう心配な部分と、両方ありますね。
すごい繊細な部分が多いと思うんですね、あのアルバムって。そこが伝わってるかどうか、ライブでお客さんを一見してわかるのかな?っていう。聴き入るような曲が多いから、反応を見ていて自分たちも不安になることもあると思うんですよ。いまだによくあるんですけど。 でも、そういう時に「伝わってるな」ってすごくわかる瞬間もあって。ライブハウス全体で「これは音と言葉と歌が届いてるな」って……盛り上がってるんじゃなくて、みんなじっと聴いてて、それがわかる瞬間がある。その瞬間が楽しいですね。そういう時って、終わったあとに4人とも「あの曲よかったよね!」ってなるんですよ。そういう感触は、4人で共有できてるので。
新しい曲をやる時は常にそう思ってるんですけど、今回は特にそこがすごく重要やと思うので。その感覚をツアーの早い段階から感じ取れるようにしたいですね。
■ニューアルバム『心臓の居場所』収録曲「あなたがいればいいのに」Music Video
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