楠田亜衣奈、全国ツアー開催！「挑戦」と語る初の中野サンプラザ公演への思いとは？

──1年ぶりの全国ツアーが6月からスタートします。

いつもは私に会いにきてくださってるファンの方々の住んでるところに私が行けるのが嬉しいですね。普段、東京でやるイベントにはなかなか出てこれないよっていう方に会いにいくことができるし、同じセトリでやっても、その地域、その会場ごとに違った雰囲気やコール＆レスポンスがあったりするので、楽しみがいっぱいですね。ただ、最後は中野サンプラザで、初めてのホールなので、会場もいつもより大きいので、不安だなっていうのもありますね。成功するかな、楽しんでもらえるかなっていう不安と、こういうことがやりたかったんだよね、ホールならできるっていう期待が入り混じってますね、今。

──ライブハウスの方はどう考えてます？

お客さんとの距離も近いので、トークしてるというか。お客さんと会話してる感覚のライブになったらいいなって。近い距離ならではの、ピンポイントで熱気があるというか……。

──あはははは。ピンポイントで熱気ってどういうことですか？

狭い空間だからこそ熱気が凝縮するというか。ガスバーナーみたいな感じですかね(笑)。そんなライブにできたらいいなと思ってます。

──(笑)。5月曲のカントリーポップ「JUMP UP」は歌詞通り、みんなでジャンプしますか？

みんなでジャンプするよりは、私の中では可愛い曲にしたいなって思ってて。グッズでミニ傘を作ったので、ヤクルトさんの応援団のように、危なくない範囲で可愛く掲げてもらえたらいいなと思ってます。

──7月曲のサンバ「夏ハジメマシタ☆」は歌詞にコール＆レスポンスが入ってます。

タオルを回して、コール＆レスポンスをして、みんなで簡単な振り付けをやりたいなって考えてます。ただ、即興でその場でやっていただくつもりなので、ついてこれるかなっていうのが楽しみですね。きっと、ライブでいちばん一体感の出る曲になるんじゃないかと思ってます。

──何か全体のテーマはあります？

2017年は、アルファベットの“I”と数字の“7”で“アイナイヤー”と銘打っていて。それと、3rdアルバムのテーマがカレンダーだったので、2017年の1年間をテーマに、過去、未来を含めて、今、現在の私をそのままドン！と受け止めてもらえるようなライブにしたいなと思ってます。そして、いつか、2017年を振り返ったときに、＜2017年といえば、くっすんのライブだよね＞って思ってもらえるようなツアーにしたいですね。

──先ほど、不安だと言っていましたが、ファイナルは初の中野サンプラザ公演となってます。それまでのライブハウスツアーとは別のものになりそうですか？

セットリストも全然違うものになります。大阪までのライブハウスツアーは＜今の私＞で、中野サンプラザは＜私の挑戦＞ですね。バンドさんがやりすぎじゃない？って思ってるんじゃないかなっていうくらい、私のやりたいことを詰め込ませていただいた、盛りだくさんな内容になっていて。曲数も多いし、衣装も演出もパワーアップしたものになります。後、これはまだ内緒ですが……中野でだけ踊る予定です！そういうとこも含めて、だいぶ変わると思います。すごく不安でもあるけど、期待もすごくあるし、とにかく、楽しみですね。

──足を運ぶお客さんにメッセージをお願いします。

ファイナルに関してなんですけど、8月10日ってお盆休み前で、次の日から休みの方が多いと思うんですよね。でも、お休み前って仕事が忙しいじゃないですか(笑)。必死だと思うんですけど、なんとか仕事を終わらせて、頭を空っぽにしてきてもらって、そこに、楽しみだけを詰め込んで帰ってもらえるように頑張りたいなと思ってます。

──ツアー後も音楽活動は続けていきますよね？

また新曲を出したいなとは思ってるんですけど、一番は、私らしくあることが大事だと思うんですね。私はもともと声優を目指してこの業界に入ったんですけど、歌を歌うことも楽しくて好きですし、ライブがないとファンの方との距離が近づく場所がなくなってしまう。あと、普段、生活してて、私ってどんな人なんだろうって考えることってあんまりないと思うんですよ。でも、楽曲を制作すると、どういうものが私らしいんだろうって考えるきっかけになったりもするんですね。歌を歌うこと、ライブをすることで学んだことが声優のお仕事に活かせることもあるし、その逆も多いので。そういう意味では、切っても切り離せないものなのかなって思ってます。うん、これからもできる限り続けていきたいなって思ってます。

 
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