(COUNTRY YARD Sit到着)
Sit COUNTRY YARD、ボーカル&ベースのSitです、よろしくお願いします。
──乾杯の写真、もう一回撮っておきましょうか。
全員 かんぱーい!
──じゃあ続きを、一成さんお願いします。
一成 僕ら、前々回の時に出させていただいたいんですけど、やっぱりお客さんが楽しんでいるのがいちばんの印象だったです。あとやっぱり、ホスコのメンバーが楽しんでましたね。「俺たちの地元、こんなとこあんだよ?」っていうのがすごい印象的で。こういうとこでライブできるんだ、こんな場所があっていいなあって思いました。
──普段ライブハウスで見ているお客さんとは違う?
一成 全然テンション上がってますね。マシマシで(笑)。だからこっちも上がるし。
チフネ まあね、酔っぱらうよね、あれね。ステージひとつで転換に30分ぐらいかかるので。あの時間にたぶん、お客さんは自然と酔っぱらってますね。
一成 ステージ裏の近くまでお客さんも来れる、っていうか、通り道だから、だから、出演者もお客さんもすごい近い位置にいるなと思って。そこがまたよかったですね。
──COUNTRY YARDは初出演ですよね。どんなことを楽しみにしてます?
Sit それこそ、遊びにも行ってないんで。それが初めての……その……それなんで。
全員 はははは!
チフネ いや、わかるよ。
Sit だから……逆に、なんにもかまえてないです。想像もしないようにしているというか。実際その日を迎えてから、全部吸い込んで、みたいな。きっと初めて観てくれる人もいるだろうし……楽しみってことが、いちばんシンプルな気持ちですかね。でもそんな、かまえてないです。かまえないようにしてます。
RYO 僕の場合は、1回目は遊びに行って──。
ドウメン そうだ、皆勤賞なんだ、RYOちゃん。
RYO 自分たちのイベント、シクフェス(THICK FESTIVAL)が、その年はほんとに近い時期だったんで。お互いいつも出ている関係なんですけど、今回はそれぞれでやりましょう、ってなったんですよ。で、普通に遊びに行って、僕らのフェスにも普通に遊びに来てくれましたけど。
で、次の2回目に出させてもらったというのは、ちょっと特別で。というか……事故がありまして(2015年8月にツアー中の交通事故で、ベースのSHINJIが亡くなった)。そのあと、活動はしてなかったんですけど、以前から誘われていたものだけは、アコースティックで2回ぐらいやっていたんですね。その時にHOTSQUALLがこのフェスに誘ってくれて。
アコースティックのライブで、無理やりにでもライブハウスにひっぱり出してくれた人たちは、仲間だったり、先輩だったりして。その中で、「アコースティックで出てくれるのもうれしいけど、バンドででかい音鳴らしてライブをやる日を待ってるよ」みたいなことを言ってくれる仲間もいて。
その中でHOTSQUALLは、このフェスで声をかけてくれて。最初は「アコースティックしかできないけど、それでよかったら」ってOKしたんですけど、本番直前の時に、やっぱりバンドで鳴らしたいと思って。で、初めてバンド演奏をやった日が、前回の『ONION ROCK』で。その時にサポートとしてベースを頼んだNARITAが、今年の4月から新しくメンバーとして入ってくれることになって。
だから、ポイントポイントの日はいくつかあるんですけども、間違いなくこの『ONION ROCK』が、僕たちをバンドとしてもう一回活動し始めるきっかけを与えてくれたイベントであるので。特別な思いはすごくありますね、自分の中で。
チフネ だからこそ今年も出てもらいたい、っていう思いはありましたし。
菊池 でも……さっきも言ったけど、ほんと大変だと思うのが……野外じゃないですか。「雨降ったらどうしよう」とかさあ。ほんと考えなくちゃいけないじゃない? 俺らのイベントはライブハウスだったから、それだけで1個不安がないもんね。
チフネ 確かに天気は大きいよね。朝、ドキドキしながら起きるから、予報が晴れでも。それと、騒音的な問題とか。でも、苦情とかもほぼ来なくて。パトカーは一応来るんですよ。
──通報とかなくても、チェックしにね。
チフネ 一応来て、「OK」みたいな感じで帰って行くんですけど。あとはお客さんのケガとか、熱中症とかですよね、心配なのは。でも不思議とそういう、「ヤベえな、これから続けていけるかな」って心配になるようなトラブルは、起きてないです。だから、晴れてさえくれれば今年も大丈夫じゃないかと思ってますね。
──お客さんもライブハウス慣れしてるというか、暴れ方を心得てるというか、楽しみ方をわかってる人が来るというか。
チフネ そうですね。さっきキクちゃんが言ってたマラソン大会とバッティングした時も、マラソン大会に一切迷惑かけてないですからね、お客さんたちが。走ってる人をからかったりすることも、コースをじゃますることもなく。なかなかないですよね、一緒にマラソン大会が行われていて、それが問題なく成立するっていうのは。
アツい座談会はまだまだ続く!
<後編>は5月6日(土)アップ予定!