オーディションにより、500名以上の応募者の中から20代のメンバー4名が選ばれ、新たに稼働し始めたザ・コンボイショウ。12月半ば、2月の公演『asiapan(アジァパン)』に向けての稽古が始まった。稽古初日の本読みの後、興奮冷めやらぬ新メンバーより、荒田至法、後藤健流、佐久間雄生、本田礼生が、本公演への意気込みについて語った。
──まずは「これだけは誰にも負けない」という点を教えていただけますか?
後藤 僕はダンスですね。タップもバレエも、全ジャンルをやってきました。
佐久間 しいて言うなら、歌とアクロバットです。シルクドゥソレイユに新体操要員として登録してあるんです。
本田 一番得意なのがブレイクダンスです。あとアクロバットの無重力感(笑)。今、舞台『チア男子』で下から投げられて、6メートルくらい飛んでいます。
荒田 若さと勢いは誰にも負けません(笑)
──(笑)。みなさんそれぞれの個性も見どころの舞台になりそうですね。改めて、ザ・コンボイショウの魅力はどんなところだと思いますか。
後藤 ドラマが深く、もらえるものがたくさんある芝居。歌、踊り、芝居の全部をどれひとつ手抜きなく、クオリティをがっつりあげて披露するのが魅力です。
本田 本読みから、稽古の時間を一分一秒無駄にしないぞという姿勢が伝わってきました。
佐久間 パフォーマンスの質の高さに加え、誰もが知るJ-POPのようなキャッチーな曲を、気持ちを込めてお芝居の中で歌うのも特長だと思います。
──今日の『asiapan(アジァパン)』の初稽古はいかがでしたか?
本田 こんな充実した本読み、初めてです。全部、痛烈に印象に残りました。
後藤 ねずみさんの言葉もストレートにビシバシ来ましたね。一言一句を全部吸収したくて、集中しない時は1秒もなかった。
荒田 まず、やるべき課題を先に与えてくださり、僕らはその場で汗かきまくってフル回転でした。ねずみさんが明確なビジョンを与えてくれたことで、自分の中のイメージがどんどん見えてきたんですよ。
佐久間 本読みとはこうあるべきという見本のようで、大切さを痛感しました。
──なるほど、本公演への期待が高まるお話ですね。最後に、『asiapan』の見どころを教えて頂けますか。
荒田 パフォーマンスの魅力はもちろん、今回の『asiapan』は書き下ろしで、アジアの中の日本を意識したテーマ。今の日本に必要なこと、今の日本人に見てもらいたいことが描かれています。それを僕たちがやれるのはすごく光栄なこと。先輩方と一緒に、全員で熱い思いを届けられると思いますので、ぜひ期待していて下さい。
作・構成・演出 今村ねずみが語る見どころとは!?
コンボイショウは、芝居はもちろん、歌、ダンス、タップなど、沢山のエンターテインメントが詰め込まれたショウです。
今回、オーディションで500名の中から選んだ4名の新キャストは、歌・ダンスのスキルはもちろんですが、コンボイショウに必要なバランス感覚を持ち合わせています。
彼らの情熱や、純粋さ、ひたむきさに魅かれ、彼らとだったら一緒に新しいコンボイショウを作りたいと思いました。