LM.Cがニューアルバム『VEDA』を引っさげ、ワンマンツアーへ!Aiji&mayaロングインタビュー!

インタビュー | 2017.01.04 12:00

──なるほどね。「The BUDDHA」「阿修羅」「Kiss me?」は、いままでのLM.Cとは異色な匂いがしたというか。ちなみに、そのあたりは個人的にすごく好きだったけどね。深みがあるというか、キャリアを感じさせる説得力のあるサウンドでもあるし、ジャンルでもあるよね。

Aiji そうですね。リフの雰囲気とかオールドスタイルというか、往年のロックを感じますからね。今だからこそ、やれる楽曲ですよね、たしかに。

──「Kiss me?」はいつ頃作った曲なの?

maya わりと最近かな。

Aiji 2016年の始めのあたりかな。

──じゃあそこは最近なんだね。そこはアルバム意識で?

maya いや、「Kiss me?」はね、「レインメーカー」の曲作りタイミングで作った曲かな。でも、「Kiss me?」に関しては、シングルでどうかな?と思って作ったというより、ちょうどその頃に出来たから、“こんなんも出来たけど、どう?”って感じで選曲会に持ってった感じだった。

Aiji デモを聴いて今回アルバムの最後に持って来たいなって思ったのもあって、その時点でアルバムの最後に置こうって決めたんです。だから、アルバムは、1曲目を「The BUDDHA」にするってとこと、最後を「Kiss me?」にするってとこを最初に決めて、間を埋めていったって感じの作り方だったんですよ。

──なるほどね。「Avocado」とかは従来のLM.Cらしさを感じるんだけど、「The BUDDHA」と「GaMuShaRa」という、いままでっぽくない印象の2曲が頭に置かれているから、大きく変化したように感じるよね。

Aiji そうですね。頭の2曲の印象が大きく違うから、これまでのLM.Cとは印象が違うように聴こえるかもしれないですね。そこは敢えて、アルバムのコンセプトが色濃く漂う様に作っているというか。「MONROEwalk」「Fight Club」「Avocado」の流れは、まったく仏教感ないですからね(笑)

──たしかに。でも、今回確実にサウンド面は変化してるよね。全体的に重心が低いというか。よりヘヴィにもなっている気がする。

Aiji  今回ミックスを全体的に重心を低めにはしたんです。わりとボトム重視というか。敢えてリズムが見える感じにミックスしてますね。全編に渡ってロックっぽいというか、バンドっぽく聴こえるように作ってたんでね。楽曲自体もロックテイストのものが多かったんで、そういう方向のが合うかなと。

──そうだね。サウンドの変化にあたり、歌詞にも変化が出たとかはあった?

maya いや、変わってはいないと思いますね。より自分が発信したいことが伝わったらいいなと思いながら言葉を選んでいった感じというか。10年前と言いたいこと、伝えたいことはそんなに変わってないんですよね。でも、より伝わりやすく言葉に出来るようになったっていうのかな。より言葉で伝えられるようになったというか。10年で伝えてきたことがあったからこそ、今、この言葉で伝えられるというのは大きいのかも。遡れば遡るほど、誤解を恐れていたというかね。誤解というか、発信した時点で誤解はなく、受け取った人が感じたままでいいんだけど、どう受け取ってもらってもいいように、抽象的に書いていたとこがあったんですよね。最大公約数的なところを選んで、言葉を並べてたんだけど、そこをあんまり意識しないですむ様になってきたというか。そういう意味で、より直接的な言葉になってきてるっていう変化はあるのかなって思うかな。

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RELEASE

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