[L→R] Ba.seek / Dr.S / Vo.NIKA / Vo.MIKI / Gt.keiji / Gt.AYA
インタビュー/武市尚子
──ヴィジュアル系という枠を超えたコンセプチュアルなライヴを展開しているMix Speaker’s,Inc.だけど、今回はいつもと少し違ったヴィジュアルだったりするよね?
そうですね。いつもはドラムのSさんとか、ベースのseekさんが、ガッツリとした被り物を纏っていることが多いんですけど、今回はMix Speaker’s,Inc.にしてはシンプルと言いますか。
いつもは特殊メイクがマストだったりするんですけど、今回に至っては特殊メイク発注無しですからね。
僕に至ってはデブキャラと言いますか、肉ジュバン的な被り物がキャラクターとして必須だったりするんですけど、今回は被り物無しなんですよ!普通の僕のままの体型でステージに立つのは、6、7年ぶりだったりするんです!
──たしかに、Sさんは丸めなフォルムが定番化されていたからね(笑)。なんか、keijiくんとかが普通にカッコイイ感じになってるのが……。
ムカつくんですか?
──そう。
(爆笑)
たしかに(笑)。今回は、【Mix Speaker’s,Inc.がヴィジュアル系をやったら】っていうイメージですね。
ボーカルに関しては、前回のシングル「ドクロKITCHEN」で、レストランを舞台に食をテーマとしたコンセプト【絶望レストラン】を提示したときは、白なイメージでもあったんで、そこが一気に黒なイメージになったという解りやすい変化だったりもあるし。見た目的な変化は大きいんじゃないかなと。
今回、見た目の変化は大きいんですけど、コンセプト自体は【絶望レストラン】の後編っていう設定なんです。
──同じコンセプトで前編後編があるって珍しい展開だね。
NIKAくんが加入(2014年12月)してすぐのコンセプトだった【Ghost House】は1年を通して、衣装もずっとそのままに展開してきてたんですけど、今回は、テーマはそのままに、そのテーマをより深く掘り下げていくというのを後編に持ってきたらいいんじゃないか?ってことになったんです。より深くコンセプトを芯の部分まで掘り下げるイメージというか。
──なるほどね。しかし、何故、ヴィジュアル面での変化を、ここまで大きく付けることにしたの?
今回11月30日にリリースする「最後の晩餐」というシングルの曲調も、いままでとはちょっと違ったテイストになっていたりするんですよ。
楽曲とリンクさせて、いままでのMix Speaker’s,Inc.とは異なる一面を魅せていきたかったという考えでもありましたね。
──ただのミディアムチューンではなく、不思議なテンポ感というか。4拍子なのに3拍子っぽい、というか、ワルツっぽい独特な世界観だよね。
4拍子なのに3拍子っぽいって表現、すごく解りますね。
フレーズ的にそんな匂いありますよね。
ちょっと舞踏会ちっくなね。
じゃぁ、キャッチフレーズそれにしましょか(笑)? 【4拍子なのにワルツ】って(笑)。あんまり無い曲調ですよね。いままでのライヴの構成のピースに、プラスαで使える1曲になるんじゃないかなぁって思いますね。本編最後に盛り上げて、この曲でピシッとしめて終るみたいな位置というか。
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