──この話を持ちかけられた時、どんな印象を持ちました?
こういうイベントをもっと前からできたらいいなって思っていたところもあるので、純粋に楽しみで仕方ないなって思いましたね。
you (Janne Da Arc)
僕は所属レーベルが主催のギターイベントがあって、ギタリスト4人とライブをやったこともあるんですけど。そこは、インスト主体の音楽をずっとやられていた方たちがメインだったんです。今回のお話をいただいた時、ボーカリストがいるバンドのギタリストとして輝いている方たちばかりなので、僕としては新鮮というか。いわゆるジャズ/フュージョンとは違うイベントで、なおかつギターヒーロー的なイベントになるんじゃないかなと思いました。
──ギターにもっとスポットを当ててほしいですからね。
そうですね、新しいイベントになるんじゃないですか。
自分でも昔からギターインストが好きで、そういう作品を出しているギタリストって気になっていたし。ヴィジュアル系でくくるつもりはないけれど、ヴィジュアルシーンの中でギターインストをする人がいるんだったら、そういうギター音楽が好きな人間を誰かまとめてくれないかなって思っていて(笑)。you君が言ったみたいに、こういうイベントがあればいいのにって思っていたけど、なかなかね。やりたい気持ちは個々にあっても、それはチャレンジというか。ポピュラリティーのある音楽というと、どうしても歌のある音楽になりがちじゃないですか。だから、お話をいただいた時は、即OKして。メンツを見て、おおっと思いましたから。
僕も即OKでした。去年、バンドを解散して、そこからギターインストの活動を始めたんですけど。ソロアルバム制作やソロツアーをやっていく中で、どうしても同じ境遇の人が周りにあまりいなかったので、イベントがあったらリスナーとか知らない人たちにも届くのになって思っていました。KOJIさんが言ったように、ヴィジュアル出身でギターヒーロー的な、よりアーティスティックなギタリストという点で集まるというのは聞いたことがなかったので、本当に面白そうだなと。僕を選んでいただいたのは光栄ですね。
RENO (ex.ViViD)
僕はソロといっても、ギターだけでソロというスタンスでライブをしたことが今までなかったので。僕でいいのかなっていうところもありましたね。でも、このそうそうたるメンバーのみなさんの中に入れてもらえたのが嬉しくて、絶対出たいなと思って。何をやるかは置いて、とりあえず参加させてもらえればと思いました。
──ギターインストは興味あっても、発表する場がなかなかないですよね。
僕は歌モノ以外にあまり興味がなかったんです。ちょっと前にいいなと思い始めていたタイミングだったし、知り合いからインスト曲を作りなよって言われている流れでこのお話をたまたまいただいて、すごいいい機会だと思ったんです。
──そのきっかけは何かあったんですか?
今のメインギターを使い始めた事がきっかけなんです。そこはインスト主体のギタリストがいっぱい使っているメーカーで。そういうインストを教えてもらっているうちに、確かにかっこいいし、やってみたいなと思って。スウェーデンのストランドバーグというメーカーで、直接、ストランドバーグさんに教えていただいて(笑)。
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ギターインストで影響を受けたギタリストは?
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