──今年の公演タイトルは「Act Against AIDS 2016 THE VARIETY 24 ~魂の俳優大熱唱!助けてミュージシャン!~」。岸谷さん、寺脇さんはもちろん、三浦春馬さん、岸谷香さん、藤原さくらさんなどの出演が発表されていますが、どんな内容になりそうですか?
岸谷 じつはまったく決まってません!
寺脇 (笑)でも、そうなんですよ。付け焼刃ではないけど、ぶっつけ本番に近いので。
岸谷 そのことで当初はすごく悩んだんですよね。我々がやっている「地球ゴージャス」だったら、2か月間きちんと稽古して、自信をもってお客さまにお見せすることができる。
でも、Act Against AIDSの場合はそんな時間はないわけで、「稽古が十分でないものを見せていいんだろうか?」、「でも、これをやらないとAIDSの子供たちの手助けはできない」という戦いが自分のなかであって。出演してくれるアーティストの方々もふだんのバンドとは違うメンバーをバックに歌わなくちゃいけないこともあって、そこでもリスクを背負わなくちゃいけないんですよ。
だけど、そうやっていろんな方が参加してくれることで、このイベントの影響力がさらに大きくなったんですよね。
寺脇 いろいろなジャンルのファンの方が集まってくれますから。その場だけではなくて、その人が友達にAIDSの話をしてくれるかもしれないし、すごく拡散していくんじゃないかなって。
岸谷 今年もすごいメンバーが集まってくれるんですよ。
武道館は本来、俳優が立つ場所ではないんですけど、あえて「俳優大熱唱」というタイトルを付けたので、今年は喉がちぎれるまで歌います。
マイクなしにする?
寺脇 地声でね(笑)。
岸谷 それでもちゃんとショーになっていくんですよね、毎年。終わったときはクタクタですけど(笑)。
寺脇 そうだね(笑)。これだけの俳優、アーティストが揃うのは他では見られないと思うし、まずはショーを楽しんでもらって。もちろんAIDSに関することも知ってもらえると嬉しいですね。
■Act Against AIDS 2016「THE VARIETY 24」SPOT映像