──では、歌詞制作に関してなんですが。歌詞を書くときや考えるとき、子供たちからその親の世代まで届く“言葉”というのは意識されてますか?
GReeeeN 歌詞を綴る際に分かりやすくまっすぐな言葉を選ぶようにはしています。難しい言葉もときには大切ですが、一瞬考えて頭に入るよりも瞬間的に言葉を届けたいという思いはあります。
──GReeeeNのみなさんは、デビュー当時からいつもがむしゃらで青臭くてまっすぐな気持ちをとことん描いて、あと0.01㎜踏ん張って諦めないで続けていく力、勇気となる歌を描き続けてきました。あれから10年。30歳を過ぎたいまも、あの頃と同じような気持ちを歌詞で描ける理由は?
GReeeeN 僕たちはあの頃からなにも変わってない気がします。なので、いまだがむしゃらで青臭くてまっすぐなんじゃないですかね?(笑)。
──そうやって作り上げた歌で、GReeeeNは本当にたくさんのリスナーを励まし続けてきてくれました。
GReeeeN 多くの方々から「励まされた」というお言葉をいただくことについては、本当に感謝しております。これからも僕たちなりの応援を届けていけたら幸いです。
──この10年間、GReeeeNの曲を聴いて逆に自分が励まされたという経験があったら教えてください。
GReeeeN デビューシングルの「道」。この曲はメンバーからメンバーへおくられた曲でもあるんです。メンバーの1人が落ち込んで悩んでいるときに、完成したこの曲の歌詞だけをメールで送ったというエピソードがあります。本当に大切な仲間におくったエールソングですね。そこからまた、4人はともに歩き始めるのです。
──では、そろそろ2017年1月7日にさいたまスーパーアリーナで開催するライブ「あっ、リーナ、ども。はじめまして。~くりびつてんぎょう!? るーでるーで~」の話も聞かせて下さい。グループ史上最大キャパとなるこの公演が決まったときの心境は?
GReeeeN 1月7日が決定したときは、大きな期待と不安に包まれました。
──GReeeeNのライブといえば、開演前から会場には仮装をしたようなお客さんがたくさん集まって、様々なアトラクションを楽しみ。メンバーの動きをデジタル化したモーションキャプチャーライブは年々そのクオリティー、エンタテインメント性が進化。そのなかで観客は大声を張り上げて歌い踊ってみんなで一つになり、感動して号泣する。メンバーがステージにいないGReeeeN独自のライブもまた、この10年でちゃんとそのスタイルを確立してきたと思うんです。
GReeeeN これまでのツアーを経て、僕たちのライブは会場にいるみんなと作られるものだと感じています。本当に温かいファンのみなさんに支えられてます。
──さいたまスーパーアリーナではどんなものを見せたいですか?
GReeeeN 大きな会場だからできること、僕たちのような映像だからできることを最大限引き出して、来場してくださるみなさまが喜んでくれる1日になるように意気込んでます。まだまだ詰めていかなければいけない状況ですが、このさいたまスーパーアリーナで僕たちの「10年間ありがとう」と「これからもよろしく」を伝えることができればと思います。
──開演前のダンサブル企画はやる予定ですか?
GReeeeN ダンサブル企画は恒例となりつつあるので開催したいですね。
──では、さいたまスーパーアリーナ公演に向けてファンの皆さんにメッセージをお願いします。
GReeeeN 1月7日、僕たちなりの感謝を届けに行きます。一緒に最高の1日を作りましょう!!!!もしお時間が合えばぜひ、さいたまスーパーアリーナへいらしてください!!!!
──このライブの後は、GReeeeNを題材にした映画『キセキーあの日のソビトー』もいよいよ1月28日から全国ロードショー公開されます。最後にみなさんがこれまで音楽活動を続けてきて“これって『キセキ』”と感じた瞬間を教えてください。
GReeeeN 僕たちがGReeeeNとしてこの世に存在したことが奇跡だと感じます。もし、別の夢を追いかけていたら‥もし、進学先が違っていたら‥これまでの人生でなにか少しでも違っていたら出会わなかった人たちは多くいると思います。なので、これまでの人生を大切にして、これからの一瞬一瞬も大切にしていきたいです。
■ALBUM「縁」ダイジェスト映像