DOTAMA、ついにメインステージ出演か!?他のフェスにはない『ぐるぐる』の魅力とは
編集部 DOTAMAさんがこれまでに出演したきたフェスやイベントと、『ぐるぐる~』が一番違うなっていう部分はどこでしょう?
DOTAMA 本音で言っても宜しいですか?『ぐるぐる~』さんは、ものすごく親しみやすいというか……別にナメてるわけではなくて(笑)。そんなに肩肘張らずにいられる場所というか。ものすごい大舞台ですけど、アーティストとしてもお客さんとして参加しても、すごく楽しい場所だなと思ってて。
編集部 フジロックとかサマソニとかだと、「参戦するぞ!」みたいな空気がありますけど、『ぐるぐる~』は郊外の駅の近くで開催してて、気軽に回りながら観られる。「ちょっと新しくて面白いアーティストを観てみようかな」くらいの感覚で行ってもいいし、逆に好きなアーティストをガッツリ観る人たちも満足できるし、っていう。
DOTAMA そうなんですよね。先鋭的というか、ストイックな表現の演者さんが多くて会場の空気も尖ってるフェスは、楽しい反面、緊迫感もハンパないですもんね(笑)。終始ピリピリしてるというか、僕ら出演者側はそれでいいんですが。『ぐるぐる~』さんはお客さん視点というか、アーティストである自分も楽しみながらライブをやらせてもらえる。いい意味でダラリとしながら。
川瀬 基本ユルいですからね(笑)。普段ライブをやらないところに機材を持ち込んでやるっていう、そういう良さがあるというか。今年はライブハウスでもやりましたけど、スタッフが関わるところが少ないので、本当はあんまりやりたくないんですよ。スタッフさんはみんなボランティアで、音響さんはプロで、会場のもぎりとかを普段サラリーマンの方がやってたり、学生の子が機材を運んでたりとか、そういうのが一つの空気かなっていう。逆に“できないこと”も決まってるので、そこはライブハウスとは違う部分。
DOTAMA メンツも間違いないですしね。“音楽フェス”の素敵な雰囲気を楽しめて、且つライブはすごく尖ったものとか変わったものを観たいなっていう方にはバッチリだと思います。本当に素晴らしいフェス。
川瀬 ありがとうございます。まあ全部尖っててもね、ちょっとヌケた部分もあったりとか。今年だと佐伯誠之助さんとかですかね(笑)
編集部 今年は○○○○○○○○とか、若いバンドファンが観に来そうなラインもありますね。
DOTAMA 8月に大阪で対バンさせていただいて。素晴らしいバンドさんでした 。
川瀬 Burghとか、KiliKiliVilla(ex.銀杏BOYZの安孫子真哉が主宰するレーベル)からリリースしてるCAR10、あと■■の■■■とか、いま個人的に注目しているバンドがいいなあと思っていて、それと(ベテラン)KIRIHITOが一緒に、っていう。若手とベテランのアーティストたちも出てくれるようなイベントにしてかなきゃなとは思っていて。
編集部 確かに○○○○○○○○の若いファンがKIRIHITOを観て何かを感じてくれたら嬉しいですよね。
川瀬 そういうことなんですよね(笑)。結局、みんな同じ方向を向いてても面白くないから。じゃなきゃ僕らがイベントやる意味ないなと思っていて。例えば○○○○○○○○のファンが50人来たとして、その中の1人でもKIRIHITOが気に入ってCDを買ってくれたら、そういうことが起きたら面白いかなって。「ぐるぐる」に来てくれる人、関わる人、それは出演者もスタッフもお客さんもなのですが、音楽のキャパをドンドン拡げたい。全部アイドルがいいっていう人もいるだろううけど、それじゃ面白くないんですよね。商売っ気がないって言ったらアレですけど、今回はすごく挑戦してます。これが上手く伝われば今後も面白いことを続けていけるかなって、思ってます。名前に頼って大物アーティストを呼んで、とかではなく、自分でライブを観に行って、CDを買ったりして決めてたラインナップなので、そういう意味では尖ってるとこもあり、緩いところもありで、盛り上げてもくれるメンツが揃ったかなって。
DOTAMA 今年のメンツも素晴らしいと思います。でも、僕が言うのも矛盾してしまうのですが、極論を言うと川瀬さんがおっしゃるように今名前がある、「キてる」アーティストを集めただけの分かりやすいイベントっていうのも、素晴らしいじゃないですか。面白いことをやってる人たちだから、そうやって名前を知られている、という考え方も出来る。
川瀬 そうですね。でも、それって誰でもできることだから、僕らがやってもしょうがないっていうのはあって。
DOTAMA なるほど。
川瀬 僕は逆に、埼玉に尖ってる人たちが集まるのも面白いかなって。いま東京で盛り上がってる人たちが、普段なかなかない組み合わせで、埼玉でやってみたらどうなのかなっていう。埼玉が東京の属国なら、逆もあるわけじゃないですか。つまり東京から来やすい、アクセス的には。そういうのをやってみたいなと思っていて。埼玉ってシーンがないって言われるけど、逆に考えれば面白かったら来てくれるわけですよね? それをどう伝えるかっていうのは、考えています。
DOTAMA 僕自身そう感じているからですが、フェスってそれ自体に楽しさがあるじゃないですか。チケットを買って、入場ゲートをくぐって、食べて、お酒を飲んで、色んなライブを観るっていうこと自体が楽しい。それはフェス特有のものですよね。
川瀬 野外フェスはシチュエーションが大事だと思います(笑)。そういう意味では『ぐるぐる回る』は埼スタだからいいと思うんですけど、『ぐるぐるTOIRO』は違うので、その魅力を伝えていかなくては行けないと思います。今年もコエド生ビール飲めるとか、『ぐるぐるTOIRO』ではおなじみのパックマンの唐揚げの揚げたてが食べられるとか。
編集部 では今年の『ぐるぐるTOIRO2016』について、コメントを頂けますか?
川瀬 じゃあ今回はメインステージですね。始めてでしょ?
DOTAMA ん!?ちょっと待って下さい。うわ、びっくりした!(笑)
川瀬 いや、どうかな?と思って(笑)。もう全部のステージに出てもらってるから、あとは一番上でしょ。
DOTAMA こんな流れで決まるんですか(笑)!?でも嬉しいです!やらせて下さい!
川瀬 今回は、僕が決めてるので(笑)
DOTAMA 宜しいんですか?降神さんが出たステージと同じってことですよね?感激です!
川瀬 ぜひ!
DOTAMA やらせていただきます!宜しくお願いします!
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