フェス飯は世界の料理ならびに宇宙の料理。と、ドラム缶料理。
稲川さんをフェスにお呼びするときは、もうビジュアルイメージも含めて稲川さん(笑)。若者からお年寄りまで来られるようなね。それとね、フェスは食べ物が大事なんですよ、僕自身も苦労しましたけど(笑)。食べ物は大事なので充実させるつもりでいます。郷土料理ならびに創作料理、そして世界の料理ならびに宇宙の料理(笑)。
僕は色んなフェスに行って噂を聞いて思ったんですが、フェスにはオリジナル料理がいいんですよ、たぶん。縁日にあるような当たり前なものもあっていいけど、そこでしか食べられないもののほうが思い出に残ると思う。やっぱり他所と同じことをしてもダメでしょう。見たこともない独創的な料理を用意して、それぞれの特徴を出していかなきゃ。
今はもう日本全国、1年中フェスがやってるでしょう。だから独自性を出していくとなった時に、やっぱり出演ミュージシャンとか、その土地の風土とかロケーションだけでは、次の年もその次の年も、とはならない。キャンプなんかもそうですけど、いちばんの楽しみはご飯の時間でしょ? やっぱり。
島でやるんだったら、僕は“ドラム缶料理”にチャレンジしますよ。ドラム缶の中に肉とか入れてね、下から茹でてね。昔、北方謙三さんが以前なにかでやってたんですよ。「下北沢のマーケットでそこにしかない肉を買ってきて、
僕の企画するフェスでは、他所に負けないような人を脅迫してでも連れて来たい。ダメもとでメールを出して、まずはモーガン・フリーマンあたりから(笑)。それで“モーガン軍団”なんか作って「日本のフェス初参加!」「モーガン・フリーマンがやってくる!」みたいな(笑)。まあモーガンがダメだったら落として落として、最後は『24 -TWENTY FOUR』のパーマー大統領(デニス・ヘイスバート)でいい(笑)。「パーマー大統領きたる!」みたいなね。でもパーマーって言うと権利料が出るかもしれないから、「あの黒人大統領きたる!」って(笑)。
杉作J太郎
男の墓場プロダクション局長、現代芸術マガジン編集長、東映チャンネル放送委員、映画「チョコレートデリンジャー」製作中!著書「ボンクラ映画魂完全版」発売中(徳間書店)